「幸せに気を配り、自分を幸せな状態に置くことができれば、その結果として創造性や生産性が上がったり、健康長寿になったりするわけです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、、1962年生まれ、東京工業大学理学工学研究科機械工学専攻修士課程修了後、キャノン株式会社に勤務したのち、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員を経て、慶應義塾大学理工学部教授、ハーバード大学客員教授等を経て、2008年より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授、2017年より慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長を兼任する、幸福学研究の第一人者の前野隆司さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
前野隆司『幸せに働くための30の習慣: 社員の幸せを追求すれば、会社の業績は伸びる』(ぱる出版)
この本は、「健康に気を付ける(気を配る)」ように、「幸せに気を付ける(気を配る)」時代ににおいて、どうやって幸せに気を付ければいいのかについて、やるといいことを合計30個掲載して解説している書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.幸せに生きるために必要な10の習慣
2.幸せに働くために個人ができる10の習慣
3.幸せに働くためにチームができる10の習慣
この本の冒頭で著者は、「幸せは感謝の原因にもなれば結果にもなる」「感謝をするように心がけていると、感謝と幸せの好循環ループが回っていきます。」と述べています。
本書の前半では、「幸せに生きるために必要な10の習慣」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆ スマイルは幸福度を上げる最も簡単で手軽な方法
◆ 自然に触れ、感性を育てる
◆ 嫌な出来事をポジティブに変換する
◆「ありがとう」に感謝の理由を添える
◆ ワクワクすることを100個書き出す
この本の中盤では、「幸せに働くために個人ができる10の習慣」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ やらされ仕事をする人の幸福度は低い
◆ 好奇心のスイッチを入れて相手の話を聞き、自己開示をする
◆ 商品に携わる人の想いやこだわり、ストーリーを知ろう
◆「成長」と「貢献」を意識した目標を自分で決める
本書の後半では、「幸せに働くためにチームができる10の習慣」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ チームで理念や目標を意識する時間を設ける
◆「いつ会社を辞めても大丈夫」と思えることが視野を広げる
◆ 1on1ミーティングのコツは、相手を好きになること
◆ 人の強みを見つける
◆ ユーモアは心理的安全性を高める
◆「カイゼン」もまたチャレンジである
◆ 労働時間より「ストレスなく働けているか」に意識を向ける
◆「幸せファースト」の職場作りをする
この本の締めくくりとして著者は、「幸せな人は、親切で、思いやりがあり、貢献心があり、視野が広く、誠実で、倫理的です。要するに、幸せな人とは良い人なのです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、幸せに働くための30の習慣を学び、実践し続けることで、仕事にやりがいを感じて健康長寿を目指していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3301日目】