「この本は単なる『節税』のテクニックの本ではない」「最強の節税の方法は、何よりも『お金を使ってお金を増やす』こと」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1980年愛知県生まれ、早稲田大学理工学部応用物理学科卒、公認会計士試験に合格し、監査法人トーマツへ入社、月間残業200時間超えの生活に疲弊し、ホワイト企業の代表格「世界のトヨタ」へ転職したが、やりがいを感じられず、32歳で無計画に起業、年収150万円以下の社会の底辺を経験、その後シンガポールのの億万長者にお金を稼ぐ極意を学び、現在は資産1億円を作った公認会計士、税理士のほか、4つの会社を運営する複業オーナー経営者の永江将典さんが書いた、こちらの書籍です。
永江将典『税金でこれ以上損をしない方法 40歳で資産1億円を達成した税理士がやった「手取りを増やす」全テクニック』(翔泳社)
この本は、ちょっとした工夫を活用して、あなたが普段何気なく使っているお金を「経費」にすることによって「手取り」を増やしていく方法を紹介し、節税とビジネスの成長を両立させるテクニックを学べるようにしている書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.マンガでわかる税の超基本 これだけは知っておきたい日本のお金の仕組み
2.フリーランス必読! 節税しやすい「経費」ベスト10
3.こうしてバレる! アウトな経費ベスト10
4.節税マスターレベル1:基本が最も重要!誰でもできる方法を駆使して正しく節税する
5.節税マスターレベル2:個人より税金が安い?「法人」を使った節税ノウハウ
6.節税マスターレベル2.5:個人事業に税務調査はこない 国税に狙われる人の共通点
7.節税マスターレベル3:1億円貯めた税理士が自らやっている節税対策
この本の冒頭で著者は、「お金を使って節税しながら、ビジネスを爆発的に伸ばす考え方を知ってもらえたら嬉しいです。」と述べています。
本書の前半では、「これだけは知っておきたい日本のお金の仕組み」および「節税しやすい経費ベスト10」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 経費は「仕事をするために直接必要な」お金のこと
◆ 青色申告は経費の範囲が広く、特別控除が大きい
◆ 交際費、調査費、研究費、研修費、外注費
◆ グレーな経費をどうするか
この本の中盤では、「アウトな経費ベスト10」および「基本が最も重要!誰でもできる方法を駆使して正しく節税する」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ スーツ、洋服代、マッサージ代、日用品代は経費計上NG
◆ レシート、領収書のない経費は計上しにくい
◆ 交際費の使い過ぎはNG
◆ 内容がわからない領収書はNG
◆ 家賃・水道光熱費の割合を多くしすぎるのはNG
◆ 家族のスマホや交通費の経費計上はNG
◆ ふるさと納税、社会保険料の控除
◆ NISAや iDeCo の活用で節税
◆ 医療費控除の活用
◆ 簡易課税を利用して消費税の節税
本書の後半では、「個人より税金が安い? 法人を使った節税ノウハウ」「個人事業に税務調査はこない 国税に狙われる人の共通点」および「1億円貯めた税理士が自らやっている節税対策」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 個人事業主に税務調査が来る確率は3%程度(30年間に1回)
◆ 税務署が重点的に狙う共通点がある(生活費が少な過ぎる、特定業種、社会的な特需)
◆「経費が多すぎる人」は税務調査に狙われる
◆ 脱税の密告(チクリ)で税務署が動く
◆ 銀行からお金を借りて節税
◆ セミナーに参加して人脈を広げて節税
◆ 外注費を使って節税
◆ WEB広告を使って節税
◆ 会社を複数作って節税
◆ 法人化するタイミング、メリット、デメリットを把握する
◆ 給与所得控除を活用して節税する
◆ 売り上げを分散して消費税を節税
この本の締めくくりとして著者は、「集客・営業にお金を使って節税しながらビジネスを拡大する」という攻めの節税の重要さについて伝えたい、と述べています。
あなたも本書を読んで、40歳で1億円を達成した税理士がやった「手取りを増やす」全テクニックを学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3246目】