「健幸とはあらゆるものに感謝ができる心と身です。」「日々の生活の中で感じられる『幸福感』こそ『人』としての究極の『健幸』なのです。」と述べている本がありまます。
本日紹介するのは、日本大学医学部卒業、慶應義塾大学医学部産婦人科入局、医学博士、東京都済生会中央病院産婦人科に勤務、同病院にて日本初の「健康外来」を創設、1998年、横倉クリニックと健康外来サロン(2008年より「健幸外来サロン」)を開設、現在は医療法人社団健人会 横倉クリニック 健幸ガイライサロン院長の横倉恒雄さんが書いた、こちらの書籍です。
横倉恒雄『10万人の患者が癒された 今朝の院長の独り言』(青春出版社)
この本は、日本初の「健康外来」院長が毎朝書いてきた患者さん向けメッセージである「院長の独り言」をまとめて書籍化したものです。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.縁
2.日常茶飯
3.憩
4.いつも自由に、いつも自然に
5.恒風無風
6.感謝
この本の冒頭で著者は、「読んでいただいたすべての方が読んだ後に『笑顔』になり、ともに『健幸』であることを心から願っております。」と述べています。
本書の前半では、「縁」および「日常茶飯」を手小間に、以下のポイントを紹介・説明しています。
◆ 人と人の出会いは、瞬間と瞬間との偶然の重なり
◆ 一期一会がもたらした私の人生
◆ 茶道では一客一亭の茶事がある
◆ 人生には何回かの転機と偶然がある
◆ 身体としての健康のほかに、日々の生活にある満足感、充実感、幸福感
◆ 日常茶飯の中に生きる美が重要
◆ 健幸外来サロンが目指す「健・幸・美」
◆ 25年間のテーマは「生き方の美」
この本の中盤では、「憩」および「いつも自由に、いつも自然に」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 健幸外来サロンを「心・遊・寛」と命名
◆ 診療に笑いを
◆「健やかに生きることは健やかに死ぬこと」それが「健幸の真髄」
◆ 心療ヨガで心と体のチューニング
◆ 人を癒すことは、自分自身が癒されること
◆ 自分の人生の価値を見つけるために旅行はいい
◆ 未来の夢に向かっていく覚悟
◆ 人生は最後まで紙一重の連続
本書の後半では、「恒風無風」および「感謝」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 風そのものになったときは風の中では無風
◆ いつも右往左往する人は、自分の軸を持っていなかった人
◆ 希望を持った苦難は全てがポジティブに変わる
◆ 健康とは感謝のできる「心」と「身体」
この本の締めくくりとして著者は、「人間としての『人』の健康には何が大切か。それは日々の生活の中で感じられる『満足感』をまずは持ってもらうことです。日々、『満足感』を得られる人は、その後自然に『充実感』が得られるようになります。それで、初めて人は自然に『幸福感』を感じることができます。」と述べています。
あなたも本書を読んで、24年間書き続け、10万人の患者さんに癒しや励みになってきた「今朝の院長の独り言」を味わい、自分が日々生きているいのちを考え直してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3060日目】