「人間の一生は有限です。人生の持ち時間は限られています。そのなかで自分の時間を増やすには、効率よく時間を使わなければなりません。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1968年生まれ、慶應義塾大学商学部卒業、早稲田大学ファイナンスMBA、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立し、主宰する「勝間塾」にて、なりたい自分になるための教育プログラムを展開するかたわら、麻雀のプロ資格取得、YouTubeなど活躍の場を広げ、現在は経済評論家、株式会社監査と分析 取締役の勝間和代さんが書いた、こちらの書籍です。
勝間和代『仕事も人生もうまくいく! 勝間式タイムパフォーマンスを上げる習慣』(宝島社)
この本は、時間リッチになるための考え方、そしてより具体的な実践方法をさまざまに紹介している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.時間リッチな人生を送るために
2.タイムパフォーマンスを意識する
3.頭のなかに「時間の家計簿」を持とう
4.時間泥棒を撃退しよう
5.仕事を効率化してリッチな人生を手に入れる
この本の冒頭で著者は、「人生の質の良し悪しは、どれだけ一生の間で、自分の時間を持ち、自分がやりたいことのそれを投資することができたか、にかかっている」「つまり、タイムパフォーマンスをよくすることが、その人の幸福度を決める」と述べています。
本書の前半では、「時間リッチな人生を送るために」について、以下のポイントを説明しています。
◆ キャッシュリッチから時間リッチに
◆ 時間割引率の高い「飲酒」はやめる
◆「運動」は時間割引率が低い(将来の時間をより重要にできる)
◆ ドルコスト平均法の投資を応用し、毎日の時間の2割を将来のために投資
◆ 読書は時間の投資
◆『七つの習慣』に学び、最優先事項を優先する
◆ 睡眠時間は必ず7~8時間を確保する
◆ 運動を複利計算で考える
◆ 健康でいることが時間投資にも重要
◆ 最新家電(ホットクック、ヘルシーウォーターオーブン)を活用して時短に
この本の中盤では、「タイムパフォーマンスを意識する」および「頭のなかに時間の家計簿を持とう」について考察しています。主なポイントは次の通り。
◆「コスパ」よりも「タイパ」を重視
◆ 時間も複利計算で考える
◆ 時間割引率の高さ(加工食品、飲酒、喫煙)を改善する
◆ 移動は公共交通機関と徒歩(運動を兼ねる)
◆ 寝る前に「時間の棚卸し」をする
◆ スマートウォッチとGoogleカレンダーを利用
◆ 1日の気力は有限、気力最優先主義で
◆ スケジュールについてもミニマリストに
本書の後半では、「時間泥棒を撃退しよう」および「仕事を効率化してリッチな人生を手に入れる」について解説しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 受動的な時間は「時間の搾取」「時間泥棒」
◆ 幸せは能動的な時間が作る
◆ 移動時間を少なくする
◆ ニュースダイエットは時間リッチの簡単な方法
◆ 完璧主義をやめる
◆ フルタイム・ワークからの脱出
◆「慣れ」や「飽き」は熟練で、肯定する
◆ 念のためという「保険仕事」を減らす
◆ 遊ぶことで頭がよくなる
◆ 勇気をもって「手抜き」をする
◆ 在宅ワークこそ、音声入力を導入する
◆ 隙間時間読書法のススメ
この本の巻末には「タイムパフォーマンスを上げる最強の時間術本10選」が掲載されていて、参考になります。
あなたも本書を読んで、タイムパフォーマンスを上げる習慣を学び、仕事も人生も好転させてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3049日目】