「家にいるからといって、必ずしも休めているとはかぎりません。間違った休み方をしてしまうと、かえって脳や神経にストレスを与えてしまうのです。」と述べて、家にいることで溜まる「おうちストレス」について解説している本があります。
本日紹介するのは、1965年生まれ、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本抗加齢学会専門医、日本医師会健康スポーツ医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、すぎおかクリニック院長、医学博士の杉岡充爾さんが書いた、こちらの書籍です。
杉岡充爾『おうちストレスをためない習慣』(クロスメディア・パブリッシング)
この本は、「家にいることでストレスを受けている」人に向けて、そのストレスを回復する方法、そしてストレスを溜めない方法を、コルチゾールという「疲労回復ホルモン」をキーワードに解説・説明している書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.はじめに-「家にいる」のに不調を感じる人たち
2.ストレスによって引き起こされる6つのサイン
3.なぜあなたは、家にいるのに不調になるのか
4.おうちストレスが引き起こす「疲れ」より怖いもの
5.毎日のストレスをリセットする「最高の生活」
6.おうちストレスをためない「最高の在宅作業」
7.頑張る自分をいたわる「最高の休日」
8.おわりに-「健康への投資」をはじめよう
この本の冒頭で著者は、「健康に気を遣うことは『自らに投資する』こと」であり、「人生の幸せというのは、健康であることをベースとして、そのうえで成り立っていくもの」と述べています。
続いて本書の前半では、「家にいることでストレスが溜まる理由」および「おうちストレスが引き起こす、さらなるリスク」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ ストレスは「身体」「精神」「神経」の3つの疲労を引き起こす
◆ 1時的な「良いストレス」と慢性的な「悪いストレス」がある
◆ 長時間パソコン作業は、低酸素状態でストレス耐性を低下させる
◆ リモートワークにより「腸ダメージ」という見えないストレスもある
◆「在宅作業」は脳の休息を奪い、「孤独」というストレスを生む
◆「おうちストレス」によりメンタル不調をきたす
◆「おうちストレス」は記憶力を低下させる
◆「おうちストレス」は不眠もまねく
◆「セルフコーピング」でストレスのケアを
この本の中盤では、毎日のストレスをリセットする「最高の生活」について説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 腸のストレスを取る「リカバリー物質」
◆「塩・砂糖」からの依存から脱却するには
◆「レモン」は最強の疲労回復物質
◆「アクティブレスト」(動的な休息)と睡眠の質を高める「入浴のコツ」
◆ ネガティブ思考は「技術」で切り替えられる
本書の後半では、おうちストレスをためない「最高の在宅作業」および、頑張る自分をいたわる「最高の休日」について考察しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 働き方に「計画性」を取り戻す
◆ ポモドーロ・テクニックとシングルタスク
◆「積極的オンライン会議」でメンタルをケア
◆「脳内避難所」をつくって逃げ込む
◆「スロータイム」な朝がストレスをリセットする
◆ 幸福は「朝の太陽」が与えてくれる
◆「妄想」で思考と人生に主体性を取り戻す
◆ ストレスに負けない「強い脳」をつくる
この本の最後で著者は、巻末付録として、「おうちでできるストレス解消ストレッチ」をイラスト入りで掲載しています。
さらに本書の締めくくりとして、「健康への投資」を呼びかけています。あなたも本書を読んで、おうちストレスをためない習慣を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2603日目】