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『これからは入社5年経ったら、もう独立起業しなさい!』

「入社5年目というのは、これから独立起業をする上で重要な『ビジョンが明確に見えてくる』こと、また『スキルが十分に身についている』ベストなタイミングなのである。」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、1989年岡山県生まれ、同志社大学経済学部卒業後、三井住友銀行に入行し、延べ2000名以上の個人VIP顧客の金融資産管理を担当してトップセールスマンになるも、パワハラによるストレスから病気になり、入社5年目の27歳で独立、現在は株式会社エス・プロモーション代表取締役、株式会社REVERITAS代表取締役、独立・起業・副業プロデューサー山本佳典さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

山本佳典『これからは入社5年経ったら、もう独立起業しなさい!』(みらいパブリッシング)

 

 

この本は、人生100年時代といわれるこの時代、キャリアで悩んでいるあなたとともに、自分の手で理想のキャリアをつくっていくための方法を考えていく書です。

 

 

本書は以下の9部構成から成っています。

 

1.はじめに-入社5年目だからこそ、自分のキャリアを自らつくろう

2.入社5年目は、独立起業の最大のチャンス!

3.自分の「得意」なことが仕事になる

4.自らの「立ち位置」を知ることで、オンリーワンが見えてくる

5.「時間」の管理ができた者が成功する

 

6.「コミュニケーションチカラ」を磨いて良好な人間関係をつくる

7.「人を巻き込む力」こそ、ビジネス発展の要

8.「お金と投資」の考え方次第で働き方が変わる

9.おわりに

 

 

この本の冒頭で著者は、ウィズコロナ時代を生き抜くために本当に必要なスキルは「独立起業力」だと述べています。

 

 

そして入社5年目は「独立起業の最大のチャンス」と提唱していて、これからのキャリアは以下の点がポイントになると指摘しています。

 

◆ 終身雇用ではなく、生涯現役

◆ 年功序列ではなく、成果主義

◆ 大企業ブランドではなく、自らコントロールできること

◆ 正社員ではなく多様な働き方

 

 

また、常識や慣習を疑い、「変化できる自分になるための3ステップ」を次の通り紹介しています。

 

1.ちょっとした疑問にも敏感になる

2.それは事実なのか、刷り込まれている思い込みなのかを確かめる

3.まずは小さく変化してみる

 

 

続いて、入社5年目に見えてくる重要な2つのポイントとして、以下の点を挙げています。

 

◆ キャリアビジョン

◆ 自分の得意なこと

 

 

本書の前半では、自分の「得意」なことが仕事になり、自らの「立ち位置」を知ることでオンリーワンが見えてくると説明しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ 得意なことで独立起業する

◆ これまでのキャリア・経験を時系列で棚卸しする

◆「自分の軸」に合ったことを選択する

◆ 成果が上がったことに「共通する要素」をピックアップする

◆ 会社ではなく、「社会」が必要なことをやる

 

◆ 社会で自分は、どういった立ち位置であれば必要とされるのかを知る

◆ 会社のためではなく「自分の人生」を生きる

◆「失敗は経験」であり、あなただけの価値になる

◆「不得手なこと、苦手なこと」はやってはいけない

 

 

この本の後半では、「時間」の管理、「コミュニケーション力」、および「人を巻き込む力」の重要性が解説されています。私がとくに共感するポイントは次の通り。

 

◆ 時間の価値に敏感になる

◆ 自分の得意な「時間帯」を把握する

◆「スキマ時間」をいくつもつくり、徹底的に活用する

◆ スケジュールを「見える化」すれば、さらに時間がつくれる

 

◆「同等の関係」で意思伝達を行う

◆ 言葉の力は大きな影響を与える

◆「モノ」を売るな、「体験」を売れ!

◆ AIにはできない感情・情操を磨く

 

◆ 小さく始めて、後から大きくする

◆ 大きなビジョンに、人もお金も集まる

◆ 最も効果的な集客方法は「紹介をもらうこと」

◆ 周囲への「感謝と尊敬」が、自由なキャリア選択を可能にする

 

 

本書の最後では、「お金と投資」の考え方次第で働き方が変わることを解説しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ 自分自身への投資を惜しむな!

◆ 独立起業に必要な三大資産(➀人的資産、②社会的資産、③金融資産)を手に入れる

◆「収入源の分散」はこれからの時代に必須

◆ キャリアプランはライフプランの一部

◆「経営者感覚」を持つことで道が拓ける

 

 

この本の締め括りとして著者は、あなたにも「得意なことで輝いている瞬間」がきっとあるはずだ、と述べています。

 

 

そして、不透明な時代を生きる私たちのキャリア形成に必要なのは、「得意を生かして、自分の力だけで生きられる人材になること」と提唱しています。

 

 

あなたも本書を読んで、入社5年経ったら「独立起業」を考えて、得意なことを仕事にしてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2483日目】