普通のサラリーマンだった若者が、YouTubeに動画を投稿することがメインの仕事になり、「日本一のユーチューバー」という称号をもらうまで、どうやって来たのか、「創世記」から2014年11月までの軌跡を語っている本があります。
本日紹介するのは、人気ユーチューバーHIKAKIN(ヒカキン)さんと、日本初のユーチューバー専門のマネジメントプロダクションであるuuum株式会社・代表取締役の鎌田和樹さんが書いた、こちらの書籍です。
HIKAKIN・鎌田和樹『400万人に愛されるYouTuberのつくり方』(日経BP社)
この本は、著者ふたりが動画ビジネスに関わることになったきっかけや、ビジネスに取り組む上での心構え、多くの人に視聴される映像のつくり方の極意を公開している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.はじめに
2.YouTubeで人生が変わった
3.日本初のユーチューバー専門プロダクション
4.ユーチューバーを支援するグーグル
5.uuum所属ユーチューバー名鑑
この本の冒頭で著者は、運命を変えた「スーパーマリオビート」動画がどのようにして生まれ、大ブレイクしたのかを紹介しています。
そして、日本一を目指して「動画修業」に明け暮れた日々や、悪戦苦闘の中から会得した、次のような極意を紹介しています。
◆ ユーチューバーは編集技術も高価な機材もいらない
◆ 世界の人気ユーチーバー・PewDiePieを徹底研究
◆ 国内の人気ユーチューバーのPDSとジェットダイスケ(本名:愛場大介)を研究
◆ ネタ選びのポイントは、「視聴者と同じ感覚」
◆ 企業コラボでCMデビュー
◆ YouTubeで誰でも人生を変えられる
続いて、日本初のユーチューバー専門プロダクション・uuum(ウーム)を経営する鎌田和樹さんの起業のきっかけや、HIKAKINさんと二人三脚で営業に奔走した日々が公開されています。
「成功の絶対条件はクリエーターのやる気」という考え方で、企業とのコラボも「クリエーターが納得できるのもの」だけに絞り込んで、それ以外は断わってきた、と言います。
本書の後半では、ユーチューバーを支援するグーグルの姿勢や取り組みについて紹介されています。紹介されている主な支援は以下の通り。
◆ ロサンゼルス郊外の巨大支援施設
◆ 無料で使える本格スタジオ
次に、支持されるクリエーターになる4つの条件として、以下のポイントが解説されています。
1.日本だけではなく、海外の視聴者も意識する
2.クリエーター間のコミュニケーションは重要
3.「つかみ」を工夫して動画を見つけてもらう
4.作品の公開は規則的に行うのが大事
この本の最後には、「uuum所属ユーチューバー名鑑」が記載されています。様々なクリエーターの活動が参考になります。
あなたも本書を読んで、日本でのYouTube発展の軌跡や日本一のユーチーバーHIKAKINのチーム活動を学んで、ビジネスとしての将来性を考察してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!