家計再生コンサルタントとして家計相談を受ける中で見てきた、「ざんねんな方」たちのお金の使い方を「お金の習慣」「資金計画」「投資」に分けて解説している本があります。
本日紹介するのは、独自の家計再生プログラムで15,000人以上の家計を再生してきた、株式会社マイエフピー代表の横山光昭さんが書いた、こちらの書籍です。
横山光昭『となりの家のざんねんなお金の話』(あさ出版)
この本は、ざんねんな方のお金の使い方を「21のケース」として採り上げ、解説している書です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.ざんねんなお金の習慣
2.ざんねんな資金計画
3.ざんねんな投資生活
4.お金を増やす13のStep
この本では「21のケース」について、「ココがざんねん」というポイントを整理し、どこに注意すべきかを提示しています。私がとくに共感し、印象に残っている留意点を以下に挙げます。
◆ ボーナスをあてにした家計管理をしていると、赤字家計であることに気づけない
◆ キャッシュレス決済が中心になると支出の把握がしづらい
◆ いつまでもあると思うな親と金(メタボ家計の戒め)
◆ リタイア後は大きく収入が減るので、お金の使い方はより計画的に
◆ 貯蓄があれば保険は必要ない
◆ 教育費は家計の10%以内に、進学等の費用は毛一角的に考える
◆ 今の家計ばかりでなく、老後資金を見通した資金計画を
◆ お得と思える情報ほど、人の話をうのみのしてはいけない
◆ 自営業者がロゴ資金の確保をするには、①個人型確定拠出年金と②小規模企業共済制度の2つに加入
◆ 投資をやるなら資金の余裕が必要、月収の7~8ヶ月分を貯めてから
本書の最後には、「お金を増やす13のStep」が記されています。以下の13ポイントですが、分かりやすく理にかなった方法です。
1.まずは「消費」「浪費」「投資」に支出を分類
2.お金の使い方を見直し、家計簿をつける
3.貯蓄額の目安は手取り収入の6分の1
4.支出を減らすなら固定費から始める
5.保険は必要なものだけをセレクト
6.住居費を収入の4分の1に抑える
7.キャッシュレス決済を賢く使う(ポイント利用)
8.投資に必要な3つの袋を持つ(使う・貯める・増やす)
9.投資はやっぱり投資信託で!
10.投資は徐々にステップアップして進める
11.iDeCoとつみたてNISAはセットで!
12.インデックスファンドで地域分散を図る
13.投資は相談する相手を間違えない
あなたもこの本を読んで、「人のフリ見てお金を増やす」を実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!