「いかに無駄なく、時間を効率的に使いながら、事前に描いた完成図に到達するか、これが段取りです。」、「段取りとは、自分の強みを最大限に発揮するための仕事術なのです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、高校時代は偏差値30台、退学寸前の問題児から一念発起して同志社大学に現役合格し、卒業後にケンブリッジ大学大学院で心理学を学び、修士課程を修了、帰国して京都でグローバルリーダーの育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立、心理学に基づいた指導法が注目を集めて、日本人をケンブリッジ大学、ロンドン大学など海外のトップ大学・大学院にのべ300人以上合格させている塚本亮さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
塚本亮『ケンブリッジ式 1分間段取り術』(あさ出版)
この本は、偏差値30台・勉強嫌いのナマケモノだった著者が、ケンブリッジで学んだ人生を変える50のメソッドである「段取り術」を披露している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.ゴールまでの道のりを描こう
2.頭の中をスッキリと整理しよう
3.コミュニケーションで段取りを加速させよう
4.集中できる環境をつくろう
5.段取り力を高める習慣
この本の冒頭で著者は、「会社よりも人に信用が集まる時代になってきています。人と人とのつながりの中で仕事が生まれていく時代においては、信用が全てです。」と説明しています。
つまり、良い段取りをすることで、相手の期待を上回るパフォーマンスを示し、信用を集めることができるのです。
本書では、著者の塚本亮さんがケンブリッジで学んだ行動習慣を中心に、全部で50の段取り力を高めるメソッドが紹介されていますが、私が共感でき、とくにお薦めのメソッドは以下の通りです。
◆ ゴールの向こう側の景色をイメージする
◆ そもそもでブレない軸を作る
◆ まずまずのところでも満足する「サティスファイサー」を目指す
◆ 逆算と積み上げの両方で考えてみる
◆ いかに努力しなくていいかを考える
◆ 「一言で言うと?」を問いかける
◆ やることを「集中力が必要なタスク」と「それほど必要でないタスク」の二つに分類する
◆ 一歩先をスケジュール化しておく
◆ 事前準備で信頼関係を築く
◆ 三つの選択肢で相手を動かす
◆ 「ソラ・アメ・カサ」の3点を押さえて報告する
◆ 数値化して客観的に判断する
◆ モノを整理して段取りをスムーズに進める
◆ 脳のコンディションを計画する
◆ 中長期計画の緊急度を高める
◆ 場所を選んで集中力を高める
◆ 振り返りで直観力を磨く
◆ 24時間メモを身につける
◆ できている人を徹底的に分析する
◆ 自分とチームの成長を同時に目指す
この本の最後に著者は、アインシュタインの次の言葉を紹介して、新しい行動習慣を無意識にできるレベルに落とし込むよう説明しています。
Life is like riding a bicycle. To keep your balance, you must keep moving.
(人生とは自転車に乗るようなものだ。バランスを維持するためには、動き続けなければいけない。)
「できるようになる」ことは誰でも嬉しいもので、自信をもたらすのはいつも行動なのです、と著者は言います。
この本の最後には、「段取り力チェックシート」が付いていて、仕事で成果がうまくでないときや、効率が落ちているなと思うときは、まずこのチェックシートを確認するよう著者は勧めています。
あなたも本書を読んで、段取り力を高め、信頼を獲得しませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!