「外側から体を温める方法に頼ってばかりではなく、発想をガラッと変えて、内側から熱を生む力を高めていかなくてはならない」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、「冷えない体」をアスリートに手に入れてもらいたい、という想いから、体温を自分でコントロールできる方法を考案した、アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長の高林孝光さんが書いた、こちらの書籍です。
高林孝光『ぷるトレ』(飛鳥新社)
この本は、体を意図的にふるわせることで、体の内側から「30秒から1~分くらい」で温め、健康と幸せを呼び込む「7つのトレーニング」を紹介している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.あなたの不調は「発熱力」の低下が原因だった!
2.「ふるえ」を利用すれば、ポカポカの体に生まれ変わる!
3.「ぷるトレ」で体温を上げれば病気にならない!
4.毎日の生活のちょっとした工夫で「熱活」を行う10のコツ
5.熱を生み出せる体になれば、寿命が延びる!人生が変わる!
この本の冒頭で著者は、「人が健康のためにいちばん大切にしなくてはならないこと。それは『熱』を生み出すことです。」と述べています。
熱を生み出す力は、誰にでも備わっているもので、これを「発熱力」と著者は呼んでいます。しかしながら、日本人の8割は「発熱力」を低下させてしまっていて、平熱が下がり続けている、ということです。
とくに、女性と高齢者が冷えやすくなっていて、それは筋肉がちゃんと使われていないからだ、と言います。
そうした状況の中で、「ふるえ」を利用したトレーニングは、筋トレよりもずっと少ない労力で、筋トレよりもずっとのです。
本書では、「ふるえを利用して発熱力を高めていくトレーニング」を「ふるえトレーニング」(=筋肉をぷるぷるとふるわせるトレーニンングなので、「ぷるトレ」と呼ぶ)と名付けています。
そして、「ふるえ」による発熱力アップがもたらす5つの効果を以下に挙げておきます。
1.体温が上昇する
2.血流が大幅にアップする
3.免疫力がアップする
4.神経の働きが若返る
5.体の痛みが軽減・解消する
また、「ぷるトレ」の7つのトレーニンングは以下の通りです。
1.忍者ぷるぷる体操
2.ペットボトルぷるぷる体操
3.壁ドンぷるぷる体操
4.空気椅子ぷるぷる体操
5.人間ヒコーキぷるぷる体操
6.おひざでサンドイッチぷるぷる体操
7.電車内つま先立ちぷるぷる体操
さらにこの本の後半では、毎日の生活の中で「熱活」として、工夫して取り組む10の秘訣があります。次の10個です。
1.肝臓マッサージで体を温める
2.水分の摂り過ぎに注意する
3.脂肪はほどよく蓄える
4.腸を冷やさないようにする
5.しょうがには頼り過ぎないほうがいい
6.「風邪を治すためにたくさん汗をかく」のは筋違い
7.足の冷えが不調と老化を呼び寄せる
8.長く座り続けない、小まめに体を動かす
9.入浴を工夫して効率よく体を温める
10.肌のぬくもりを大切にする
本書の最後では、古代ギリシャの「医学の父」「医聖」と称されたヒポクラテスは、「熱を生み出すこと」が人間の生命活動の基本になっていることを看破していた、と解説しています。
つまり、熱をしっかりとつくり出し、細胞をしっかりと働かせることが健康長寿のいちばんの秘訣だ、ということです。
したがって、人生の幸せは「熱」によってつくられる、と言えます。いつもポカポカとした温かい「熱」を生み出している人は、温かくて幸せな人生を送れる可能性が高くなるのです。
あなたも本書を読んで、一瞬で体がポカポカになる「ふるえトレーニング」を身につけてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!