「人生100年時代、定年は単なる区切りだ。後悔なく、やり切る人生を選ぼう。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、1954年生まれで早稲田大学卒業後、三井物産に23年間勤務した後、ホリプロ取締役を務め、現在は一般社団法人彩志義塾代表理事、コンサルタントとして活躍する古川裕倫さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
古川裕倫『あたりまえだけどなかなかできない 60歳からのルール』(明日香出版社)
この本は、「60代が一番、自由になれる。」と説く著者の古川さんが、自らの経験も交えて、「夢、仕事、遊びを、男はいくつになっても持ち続けるもの」として、「60歳からのルール」を88個、披露している書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.やりたいことだけする生き方
2.サラリーマン生活からの卒業と新生活の工夫
3.「働く」を楽しむ
4.今だからできる挑戦
5.好かれるオッサンになる
6.一生持てる学びと遊び
7.「老い」とのつき合い方
8.家族と社会に遺すもの
この本は、著者による前著『あたりまえだけどなかなかできない 51歳からのルール』(明日香出版社)の続編として書かれたものです。
この両書は重複する部分もありますが、「著者としての変わらぬ思い」であり、本書だけを読んでいただいても思いが伝えられるように配慮したものです。
また本書の冒頭で著者は、「人生にはキリがあるからおもしろい。」として、「人生は短いからやりがいがある。」と述べています。
そして、「60歳からのルール」として、88の秘訣が紹介されていますが、とくに感銘を受けたルールを以下に挙げてみます。
◆ 年を重ねていくと10倍のスピードで時間が経っていく
◆ 笑顔で過ごせる人生の方が、暗い顔より楽しいに決まっている
◆ 現役時代、自分にとって最もイヤだった通勤の満員電車から解放された
◆ 幸運よりも幸福を求めていこう
◆ 挑戦しないで後悔するより、やって失敗する方がいい
◆ 退職前から準備しておく-年功序列制を忘れる、部下との付きあい方、パソコン
◆ 自前の名刺を持とう
◆ 生涯現役でピンピンコロリを目指そう
◆ 働き、学ぶがまた楽しい
◆ 小さく起業してみる
◆ SNSに取り組んでみよう
◆ 利害関係のない友を作ろう
◆ 淡交のすゝめ
◆ 歳をとっても学んでいる人は幸せで楽しい
◆ 名経営者には読書家が多い
◆ 自己コントロールの「見える化」をする
◆ やめることも考え始めよう
◆ 家族とも「淡交」がいい
◆ 遠出と近場の旅を楽しむ
◆ 下問を恥じず
また、本書で最も印象に残った「60歳から働く人の幸福の3か条」を以下に紹介します。著者が、いろんな企業人や先輩、後輩、先人や経営者の書籍から学んで導き出した結論です。
1.志を高く持つ
2.自ら一歩前へ出る
3.何事も自分の心の持ちよう
以上は、私もまったく同感です。
そしてこの本の最後で著者は、「長い寿命」ではなく、「長い健康寿命」がほしい、述べています。
あなたも本書を読んで、著者の叡智が詰まった、「60歳からのルール」を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を