書評ブログ

『デッドライン仕事術』

「すべての仕事に締切日を入れよ」と提唱している本があります。

 

本日紹介するのは、元トリンプ・インターナショナル・ジャパンの社長として、19年連続増収増益を達成した吉越浩一郎さんが書いた、こちらの書籍です。

 

吉越浩一郎『デッドライン仕事術』(祥伝社新書)

 

この本は、「就業時間も仕事も、すべて締切を設定する」という、非常に簡単な仕事手法である「デッドライン仕事術」を紹介し、解説している書です。

 

 

本書では、「デッドライン仕事術は、自分の仕事の効率を高めるだけでなく、部下の仕事を管理し、スピードを上げさせるのにも、抜群の効力を発揮する」と述べています。

 

 

本書は以下の4部構成から成っています。

 

1.仕事のスピードを3倍にする-まず、残業を止めてみる

2.即断即決-どうすれば決断力は身につくか

3.キャリアアップできる人間の思考法-仕事はゲーム、技は盗め

4.「会議」と「デッドライン」で部下を動かす-簡単で効果抜群なマネジメント手法

 

 

本書の冒頭で著者は、「デッドライン仕事術」のポイントは次の2つだけだ、と言います。

 

◆ 毎日、「お尻の時間」を決めて仕事をする(ダラダラ残業禁止)

◆ すべての仕事に「締切日」を入れる

 

この2つは、「就業時間も仕事も、すべて締切を設定する」と1つにして言い換えることもできます。

 

 

この働き方はもちろん、自分ひとりでも、すぐに実行できるものですが、組織で行って管理手法として採り入れることにより、組織全体の効率が飛躍的に向上する、ということです。

 

 

本書によれば、仕事のアウトプットは、以下の公式から成る、ということです。

 

仕事のアウトプット = 能力 × 時間 × 効率

 

 

ここで、能力は短期的に一定だとすると、時間 × 効率 を最大化するには、時間を一定にすることで、効率を上げることになる、としています。

 

 

この本では、デッドラインを決めて効率を上げるためのノウハウや工夫、原則などについて具体的に記されています。

 

 

一つひとつは細かいことですが、確かに「考え方」や「行動の仕方」によって、大きく効率が変わってくることが本書を読み進むうちに分かってきます。

 

 

ここでは敢えて具体的な手法の詳細について書きませんので、興味ある方はぜひ、本書を読んで実践してみてください。

 

 

仕事のスピードは判断のスピードであり、また会議の正しいやり方を追求するだけで、効率は大きく向上します。

 

 

また、キャリアアップできる人間は、仕事と遊びをどのように捉えてバランスを取るかも紹介されていて参考になります。

 

 

あなたも本書を読んで、「デッドライン仕事術」を身につけ、仕事の効率を飛躍的に上げてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を