書評ブログ

丸山純孝『いつも目標達成している人の読書術』(明日香出版社)

ビジネス力を上げる基本は、「読書の習慣」である。成長する企業の経営者は例外なく、たいへんな読書家であり勉強家だ。経営者だけでなく、成功するビジネスパーソンは間違いなく良書を数多く読んでいる人である。

 

これから本ブログでは、ビジネスを成功に導く「優れた書籍」を次々に紹介していく。私自身が大きな感銘・影響を受けた良書を紹介するとともに、日々の読書の中で、出会った本、感動した「役立つビジネス書」を現在進行形の形で紹介していくつもりだ。

 

私の読書量も半端ではなく、いわゆる「筋金入り」なので、1日1回のブログ更新では良書すべてをとても紹介し切れないだろう。そこで、まずはどのようにして優れたビジネス書や経営書に出会えばよいか、という話からしていきたい。

 

第1の秘訣は、読書家が薦める書評や著書の中で紹介され読解を薦めている本を読んでみることだ。「参考文献」という形のリストになっていることもあるし、本文の中で強く推薦したり引用したりするケースも多い。私の場合は、前述の大前研一氏が著書の中で薦める本は積極的に読むし、感銘を受けることが多い。

 

第2の秘訣は、「本を読むことを薦めている本」を読むことだ。これは読書家が執筆・出版する本で、良書の宝庫だ。私の一押しは、丸山純孝 『いつも目標達成している人の読書術』(明日香出版社) だ。この本はすごい!

 

何が凄いかというと、多読するだけだはなく、アウトプットや行動に結び付けることまで説いている点だ。ただ本を読んで知識を得ただけで満足していては意味がない。行動して結果を出して目標を達成することにまでたどり着いてこそ読書の意味がある。

 

丸山純孝氏は、「エンジニアがビジネス書を斬る!」というブログを運営管理している。自らエンジニアの視点で、ビジネス書をどうとらえているかを書評形式でアウトプットしているのだ。この本で紹介されている書籍を私は何冊も読んでいたし、知らなかった本はすぐに読んだ。素晴らしい良書の選定だと思う。まずはビジネス力を上げる読書術の第一歩として、一読を薦めたい。