「タスク管理は金銭管理と似ています。」「タスク管理は、自分の抱えているプロジェクトがどうなっているか不安でいっぱいで、締切のことを考えるだけでストレスフルであるようなら、大いに役立つでしょう。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、獨協大学卒業後、ドコモサービスで派遣社員として働き、アヴィラ大学心理学科に留学、2005年に帰国して、ベストセラーとなったハックサービス『スピードハックス』『チームハックス』(ともに日本実業出版)ほか多くの著書があるビジネス書作家、心理系ライターの佐々木正悟さんが書いた、こちらの書籍です。
佐々木正悟『なぜか仕事が早く終わらない人のための 図解超タスク管理術』(あさ出版)
本書は、仕事ができる人は知っている最強の仕事テクである「タスク管理」について、よくある誤解を解きながら、図解でわかりやすく説明している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.なぜ、タスク管理が必要なのか?
2.タスク管理の基本ステップ
3.タスク管理術1~ゲッティング・シングス・ダン(GTD)~
4.タスク管理術2~タスクシュート~
5.タスク管理術3~マニャーナの法則~
6.タスク管理術 実践編~あなたはどのタイプ?~
この本の冒頭で著者は、「タスク管理には、プラス α があります。」「言ってみれば、個人の仕事を支える秘書を雇うようなものです。」と述べています。
本書の前半では、「なぜ、タスク管理が必要なのか?」および「タスク管理の基本ステップ」について、以下のポイントを説明しています。
◆ タスク管理の4大誤解:➀タスクを書き出せばうまくいく、②タスク管理はスケジューリング、③マルチタスクで乗り切れる、④長期計画はゴールから逆算するべき
◆ 予定とタスクはきっちり区別
◆ 一度に1つのことしか実行できない
◆ タスク管理のメリットは、約束の紐づけと自分に対する信用が高まる
◆ まずは「今日のリスト」をつくる
◆ 8つの基本ステップ:➀「今」「ここ」に集中、②約束をリストアップ、
◆ ③約束を区別、プ④ロジェクトのサブタスクを管理、⑤約束を見える化
◆ ⑥約束を放置しない、⑦作業記録をつける、⑧1st フェーズと2nd フェースを意識
この本の中盤では、「タスク管理術1~ゲッティング・シングス・ダン(GTD)~」「タスク管理術2~タスクシュート~」および「タスク管理術3~マニャーナの法則~」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ GTDは、①気になることを書き出し、②整理、③検討、④再検討・次のアクション、⑤実行
◆ 今日することがネクストアクション
◆ インボックス「ゼロ」を確認する
◆ GTDのゴールはToDoリストを空っぽにすることではない
◆ ToDoリストを最新の状態にして継続する
◆ タスクシュートの4ステップ:➀タスクの開始時刻・終了時刻の入力
◆ ②リピートタスクが自動的に作成
◆ ③リピートタスクを並べ替える
◆ ④予定は手動で登録する
◆ 今日のタスクリストを作る、「割り込み」という依頼
◆「マナーニャの法則」は、明日もできることを今日手がけてはいけない
◆ 優先順位はあえてつけない
◆ 今日やることを限定する
クローズドリストを使う
本書の終盤では、「タスク管理術 実践編~あなたはどのタイプ?~」に関する事例を紹介しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 会社員Kさん(30代):GTD
◆ 教師Dさん(50代):タスクシュート
◆ システムエンジニアYさん(40代):マニャーナの法則
この本の巻末には「付録」として、「タスク管理の小技集」が掲載されています。次の9つの小技です。
1.リマインダーの整理
2.ボードビュー(カンバン)
3.リスト形式とボード形式
4.実行済みタスクの活用(ToDoリスト)
5.アウトライナー
6.二等分法
7.ポモドーロテクニック
8.365式整理術
9.43フォルダーズ
あなたも本書を読んで、「超タスク管理術」を学び、実践してみませんか。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
では、今日もハッピーな1日を!【3080日目】