「この国の経済政策は、すべて“誰か”のために設計されている。」「年金制度は持続不能。だが、それを言う学者は排除される。」と喝破する本があります。
本日紹介するのは、1957年生まれ、経済アナリスト、テレビコメンテーターとして長年活躍し、がん闘病の末、すべての忖度を捨てて日本経済の真実を記した森永卓郎さんが遺作として記した、こちらの書籍です。
森永卓郎『読んではいけない 日本経済への不都合な遺言』(小学館)
この本は、著者の闘病体験と経済分析が融合した、“今知っておかなければ手遅れになる” 警告の書です。年金、少子化、税制、日銀政策、EV、投資依存……日本人が直面している問題の裏側を、徹底して暴いています。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.誰も言わない「不都合な真実」
2.がんで分かった「お金と健康」の新常識
3.真実を見抜く目を養う名著25選
この本の冒頭で著者は、「日銀の失敗と財務省の洗脳が、日本経済の息の根を止めた」と述べています。
本書の前半では、現在の経済政策が国民生活をどう圧迫しているのか、以下のようなポイントで説明しています。
◆ 増税を続ける財政均衡主義は、高齢者の命すら奪っている
◆ マイナ保険証は誰も使っていないのに、政府は強行導入
◆ 年金制度を維持するため、厚労省は不都合な真実を隠す
◆ 消費税は下げられるのに、「ザイム真理教」が許さない
◆ GDPマイナス成長は、日銀の責任であり、国民のせいではない
この本の中盤では、病気を通して「本当に必要な経済の知恵」について語っています。
◆ 医療や生活費の見直しで資産の不安は解消できる
◆ ラーメンもケーキも我慢しない方が健康になる
◆ 人間関係の断捨離で心の自由が得られる
◆ 家計の整理と住まいの見直しが老後の安心につながる
本書の後半では、経済・社会を読み解くために読むべき「名著25選」を紹介しています。
◆ 経済書、ルポ、歴史書、学術書に分類して解説
◆「なぜこの本が必要か」が明確で実践的
◆ 情報の信頼性を見抜く力が養われる
この本の締めくくりとして著者は、「日本経済は、国家と大企業によって意図的に設計されている」「だからこそ、知って行動しないと損をする」と訴えています。
あなたも本書を読んで、税金・年金・医療・投資といった “経済の常識” を疑い、個人としてどう身を守るか、冷静に考える力を身につけてみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3716日目】