「挑戦は、一度きりで終わらせるものではない」― そう感じさせてくれる、熱量の高い一冊です。

本日紹介するのは、一橋大学経済学部卒業後、日本興業銀行、みずほ証券の副社長などを歴任し、現在はスタートアップ・金融・大学教育の最前線で活躍する幸田博人さんが編者を務めた、こちらの書籍です。

幸田博人 編『ベンチャーとイノベーション奮闘記 ~ 楽しんで突破する力』(イノベーション・インテリジェンス研究所)

本書のキーワードは、とても前向きで力強いものです。それは「チャレンジと再チャレンジが未来をつくる」という考え方。

スタートアップに挑む起業家、再チャレンジを選んだ個人、そしてそれを支えるベンチャーキャピタル。本書は、日本の「スタートアップエコシステム」を多面的に捉え、その可能性と課題を浮き彫りにしていきます。

単なる成功談集ではなく、失敗や停滞を含めた “奮闘のリアル” が描かれている点が、大きな特徴です。

本書は、以下の4部構成から成っています。

Part 1:チャレンジ、再チャレンジが創り出す未来社会

Part 2:スタートアップにチャレンジ

Part 3:「スタートアップエコシステム」激論

Part 4:ベンチャーキャピタルのトップに聞く

 

本書の前半(Part1)では、「再チャレンジ」というテーマが、さまざまな立場から語られます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 伊達公子氏が語る、競技人生における再挑戦の意味

◆ 起業家が直面する挫折と再起のリアル

◆ 再チャレンジを許容する社会の重要性

◆ 個人の挑戦が社会変革につながる視点

◆ 座談会形式で描かれる多様な価値観

 

この本の中盤(Part2)では、具体的なスタートアップの挑戦事例が紹介されます。主なポイントは次の通り。

◆ 世界規模の課題に挑む志の大きさ

◆ 自然との共生をビジネスで実現する発想

◆ ドローン×AIなど先端技術の社会実装

◆ ヘルスケア領域でのイノベーション

◆ 理念と現実の間で試行錯誤する姿

 

後半(Part3・Part4)では、スタートアップを支える側の視点が深掘りされます。主なポイントは以下の通りです。

◆ メガベンチャーから見たエコシステムの課題

◆ 日本のスタートアップが直面するボトルネック

◆ インキュベーション投資の意義

◆ 地域(九州など)からのスタートアップ支援

◆ ベンチャーを社会変革の起爆剤と捉える視点

 

この本を読んで強く感じるのは、「イノベーションは、一部の天才だけのものではない」というメッセージです。

挑戦し、壁にぶつかり、また挑戦する。その積み重ねを楽しみ、支え合える環境こそが、スタートアップエコシステムの本質なのだと気づかされます。

起業家はもちろん、新規事業に関わるビジネスパーソン、ベンチャー支援に携わる金融・投資関係者、これから何かに挑戦したいと考えている方 ー そんな方々にとって、多くの示唆と勇気を与えてくれる一冊です。

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では、今日もハッピーな1日を!【3959日目】