書評ブログ

『売る力』とは?

コンビニ業界トップのセブンイレブンの創業経営者が、人の心理をつかむビジネスの秘訣を初公開した本があります。

 

 

本日紹介するのは、常識をくつがえす経営で知られる元セブンイレブン会長鈴木敏文さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

鈴木敏文『売る力 心をつかむ仕事術』(文春新書)

 

 

この本は、2013年に創業40周年を迎えたコンビニ業界トップのセブンイレブン「常識をくつがえす経営」で知られる鈴木敏文さんが、人の心理をつかむビジネスの秘訣を初公開した書です。

 

 

著者の鈴木さんは、先般、長年務めたセブンイレブンのCEOを退任して経営の第一線から退き、相談役という立場になりましたが、その経営哲学は色褪せることがありません。

 

 

 

本書は以下の4部構成から成っており、その中で計30の経営の秘訣が記されています。

 

 

1.「新しいもの」はどう生み出すのか?

 

2.「答え」は「お客様」と「自分」のなかにある

 

3.「ものを売る」とは「理解する」こと

 

4.「本気」の人にチャンスはやってくる

 

 

本書の冒頭で著者は、「売る力」とは、お客様から見て、「買ってよかった」と思ってもらえる力である、と述べています。

 

 

著者が長年、流通企業の経営の舵取りを任されているのは、自分自身が「顧客としての心理」を持っていて、すべてを「お客様の立場で」考えることができるからだ、と言います。

 

 

モノあまりの買い手市場(成熟社会におけるマーケット)においては、「売る力」は、売り手側ではなく、買い手側を起点に考えなければならない、ということです。

 

 

本書では、「売る力」をテーマとして、コンビニ業界の先頭を走り続ける原動力となったセブンイレブンの経営の考え方を紹介していますが、私が感銘を受けた点を以下に記しておきます。

 

 

◆ 皆が反対することこそ成功する

 

◆ 人は「得」より「損」を大きく感じる

 

◆ 「お客様のために」はウソ、「お客様の立場で」が正しい

 

◆ 「真の競争相手」はライバル店ではなく、「絶えず変化する顧客ニーズ」

 

◆ 「ほしいもの」を聞いても「本当にほしいもの」は出てこない

 

 

◆ 「素人の目線」で「不満」を感じよう

 

◆ 成功の鍵は「爆発点の理論」

 

◆ 「ペンシル型消費」の時代は「機会ロス」を避けよ

 

◆ 「伝わらない」のは「存在しない」のと同じ

 

◆ 「当たり前」をつづけて「非凡化」する

 

 

あなたも本書を読んで、成熟社会の現代において勝ち続ける小売業界トップ「売る力」を学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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