ツイッター、ブログ、論文、寄稿、勉強会などで、人生を変える「発信」をしよう、と呼びかける書があります。
本日紹介するのは、外務省アジア大洋州局審議官(当時)の北野充さんが書いた、こちらの本です。
北野充『ビジネスパーソンのためのツイッター時代の個人「発信」力』(ディスカヴァー21)
この本は、「ウェブの世界は、発信力によって勝負が決まる」として、国家でも会社でも個人でも、自己主張の必要性が高まっている時代だ、と言います。
とくにビジネスパーソンは、自分の発信を高めることによって、まわりの人のあなたへの評価を変えることが可能になる、としています。
著者の北野さんは、外交官として、国際会議での発言や他国の国民にアピールし、国際社会における自国の存在感を高める「パブリック・ディプロマシー」に取り組んできた経験から、「発信」の大切さを本書で提唱しています。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.なぜ発信か?
2.発信をどうやって始めるか?
3.発信をどのように効果的に行うか?
4.発信の中身をどう充実させるか?
5.発信を有効に活用する
まず本章の冒頭で著者は、「インターネットを通じた発信を、自らのビジネスとする新たなタイプの人たちが生まれてきている」ことを指摘しています。
ブログを運営し、メルマガを発行し、それをセミナーの実施、著作の出版、オーディオブックやDVDの販売などと組み合わせた多角的な発信を、自らのビジネスとする人たちです。
メルマガ『平成・進化論』を発行している鮒谷周史さんの事例を紹介しています。鮒谷さんは著書『仕事は、かけ算。』(かんき出版)の中で、自らのビジネスを次のように語っています。
「メルマガはインターネットで一度に多くの人に配信されるので、初期投資は必要なく、働き手が一人しかいないという数的不利も気にならない。私にとっては最強のビジネスモデルだったのです。」
ネットによる個人の発信がいかに有利な時代になったかが分かります。
また、本書が提唱する「発信」の効果について、以下の3つのフェーズで考えるという主張は感銘を受けました。
1.インプット: 勉強
2.アウトプット: 発信
3.アウトカム: 自己実現、周りとの関わり、自分の成長、自己アピール、収入
つまり、収入は「発信」のアウトカムの一つの側面だということです。私が起業して行うビジネスモデルもまさに、この形です。
それから、個人としての発信のための最強の組み合わせは以下の3つだとしています。
◆ ツイッター
◆ ブログ
◆ 勉強会やセミナー
これらを基礎として、さらに単行本の出版など、高いレベルの発信を目指していくことだ、と著者は言います。まさに私が目指しているビジネスそのものです。
あなたも本書を読んで、個人としての「発信」を始めて、人生を変えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!