尊敬すべき強く生きている人たちの極意がつまった「人生の教科書」とも呼べる本があります。
本日紹介するのは、『日本でいちばん大切にしたい会社』シリーズの著者で、法政大学大学院教授の坂本光司さんが書いた、こちらの新刊新書です。
坂本光司『強く生きたいあなたへ』(WAVEポケット・シリーズ)
この本は、さまざまな経営者や従業員の生きざまを取材してきた中小企業研究者である著者による、「本物の力強さで生きる人たちの思考法と心がまえ」を紹介した書です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.「なくてはならない人」になる
2.本質を見極める力をもつ
3.喜びも悲しみもともにする
4.人生でいちばん大切なものを知る
この本は、人生で大切にすべき「人の生きる道」を教えてくれます。そして、さまざまな中小企業の「本物の経営者」の生きざまを伝えてくれます。
企業の長期的な業績は、経営者やリーダーの「人間性」や「生き方」をそのまま反映する、と著者は言います。その最大のポイントは、「自律心」と「利他の心」です。
本書には、「本当に強い人」が多く出てきて、素晴らしいエピソードに心を打たれます。そうした中で、私の印象に残ったメッセージを以下に書き留めておきます。
◆ 「なくてはならない人」になる、それが「力」をつけることだ
◆ 仕事を正しく定義する、そこに「生きる道」が拓ける
◆ いま戦うことが、強い生き方とは限らない
◆ 人の器はみな同じ、そこに何を入れるかで人生は決まる
◆ 「逆境」を最大限に活かす
◆ 強く行きたければ視点を高くもつこと
◆ 現象に惑わされず、常に本質を見極めろ
◆ 必ず、自分の眼でみて、自分の手で触れなさい
◆ 現場こそアイデアの源
◆ 耳は二つ、口は一つ、「声なき声」に耳を傾けなさい
◆ 「強者」ではなく、「本物」をめざせ
◆ 人生に遅すぎることはない
◆ 涙の数だけ、人は強くなれる
◆ 「痛み」を知りなさい、それが君に力を与えてくれる
◆ 人生でいちばん大切なことを知りなさい
最後に、多くの知的障害者を雇用する、日本理化学工業の大山社長が、ある僧侶から聞いた、次の言葉を紹介します。最も私の心を震わせたメッセージです。
人間の幸せは、ものやお金ではありません。
人間の究極の幸せは次の四つです。
人に愛されること、
人に褒められること、
人の役に立つこと、
そして、人から必要とされること。
愛されること以外の三つの幸せは、働くことによって得られます。
障がいをもつ人たちが働こうとするのは、
本当の幸せを求める人間の証なのです。
あなたも本書を読んで、「本当に強い人」の生き方に学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を