「使え方には、スイッチがある。いつもは『OFF』でいい、でも大事な “ 勝負どころ ” では『ON』にする。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、ビジネス数学の専門家、人材教育コンサルタントで、国内ただ1人の「ビジネス数学エグゼクティブインストラクター」の深沢真太郎さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
深沢真太郎『少ない言葉+ていねい+正しそうでOK! 伝わるスイッチ』(大和書房)
この本は、研修講師の世界でビジネス数学指導の第一人者と評価され、成果と信頼を勝ち取ってきた著者の研修リピート率100%の秘密を公開している書です。
本書は以下の10部構成から成っています。
1.はじめに
2.伝わるスイッチ 理論
3.伝わるスイッチ 実践 「本題の前」で勝負は決まる
4.勝負どころで必須の「最強コトバ」
5.分かりやすいを作る「構造化」
6.世界中で伝わる「数字の魔法」
7.「正しそう」な言い回し
8.「数学的根拠」が最強の根拠
9.伝わる人は、「人間」を知っている
10.おわりに
この本の冒頭で著者は、伝え方のスイッチをONにするとは、具体的には、「3つの意識」と「2つの感想」である、と説いています。まず、意識すべき「3つの意識」はこちらです。
◆ 少ない言葉
◆ ていねい
◆ 正しそう
続いて、相手が持つ「2つの感想」は以下の通り。
◆ わかりやすい
◆ なるほど
つまり、勝負どころの伝え方は、「わかりやすい」と「なるほど」の掛け算で、主張を理解・納得してもらうことだ、と本書では述べています。
続いて、実践編では、以下の伝わるポイントが順に説明されていて、参考になります。
◆ 開始1分で、前提の確認をする
◆ 相手にして欲しい行為を具体的に伝える
◆ 本題の前に、「要素」の数を伝える
◆ 人は「キーワード」だけ覚えている
◆ 結論⇒根拠の順で伝える
◆ 複数の要素はその関係性まで整理して伝える
◆ 次の話を伝える前に、その話の「方向」を伝える
◆ 人は情報を「構造」で理解する
◆ 「身近な比喩」が最強である
◆ ロジカルに「わかる」人と、イメージで「わかる」人がいる
◆ 年齢から連想できるイメージは共通している
◆ 基準を数値化すると、他のものも数値化できる
◆ キーワードに数字を入れると覚えてもらいやすい
◆ 「結論⇒根拠⇒納得感」をテンプレートに
◆ 「わかりやすい」を追求するなら「2軸」で
この本の最後には、著者が研修の最後に伝える次の言葉が紹介されています。
「AIよりも愛である。」
つまり最後の勝負どころは、人と人が言葉を交わす、と著者は言います。目の前にいる人に「分かりやすい」と「なるほど」をプレゼントしたいと心から思って伝えることです。
あなたも本書を読んで、伝わるスイッチをONにする「基本ルール」と「実践テクニック35」を学んで活用してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!