「夫のみなさん、妻をガッカリさせたり怒らせたりすることのない、そして自分に理不尽なトバッチリがくることもない、そんな平和な夫婦関係を維持できたらいいなと思いませんか?」と問いかけている本があります。
本日紹介するのは、自分が経験した離婚危機をふまえ「幸せな結婚生活」を研究、これまで約10,000件のカウンセリングを行い、夫婦問題・家族問題などで悩む人の心に寄り添いながら解決を支援してきた夫婦問題カウンセラー、「HaRuカウンセリングオフィス」代表の高草木陽光(たかくさぎ はるみ)さんが書いた、こちらの書籍です。
高草木陽光『ホンネがわかる 妻ことば超訳辞典』(青春出版社)
この本は、これまで数千人の ”妻の本心” と向き合ってきた経験を活かし、妻が発した言葉の裏にあるホンネをテーマごとに分けて、わかりやすく解説した本です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.「共感要求系」妻ことば
2.「愛情試す系」妻ことば
3.「スルーすると危険系」妻ことば
4.「強気発言系」妻ことば
5.「限界発言系」妻ことば
6.我が道を行く妻言葉
この本の冒頭で著者は、「どのようなことを実践すれば理想的かということも『こじらせない返答例』や『解説』の中に盛り込んでいますので、自分流にアレンジしながら取り組んでみてください。」と述べています。
本書の前半では、「共感要求系妻ことば」について以下のポイントを説明しています。
◆ いたわりや優しい言葉を求めている体調悪い発言
◆ ねぎらいや感謝の言葉を求めている「疲れた・・・。」
◆ 愚痴は「聞いてほしい」「共感してほしい」
◆「ちゃんとして」は、「了解! ○○すればいいんだね。」
◆ 会話は「質問力」と「共感力」が9割
この本の中盤では、「愛情試す系妻ことば」および「スルーすると危険系妻ことば」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆「何か気づいたことない?」は、関心を持ち続けてほしい
◆「夕飯何食べたい?」「お昼はどうする?」は、具体的にリクエストを
◆「また私が全部やるの?」は、気づかいや感謝の言葉が足りない
◆「○○は終わったの?」は先を読んだスケジュールから段取りを確認
◆「確かこの前も○○だったよね?」は、約束を何度も破った確認
◆「大丈夫」を真に受けないこと
◆「たまには一人でゆっくりしたい」は家事や育児の分担を求めている
◆「じゃあ、好きにすれば?」は、お互いの意見に耳を傾けること
◆ 夫婦関係は、目的⇒小さな目標⇒目的達成を目指す、というプロセスを着実に
本書の後半では、「強気発言系妻ことば」「限界発言系妻ことば」および「我が道を行く妻言葉」ついて紹介・解説しています。とくに共感できるポイントは以下の通りです。
◆「怒らないから正直に全部話して」は、真実を聞き出すため
◆「何それ?」は、理不尽なことを言われた時の反応
◆「なんでわかってくれないの?」は、共感も尊重もないと訴えている
◆「どうせ無理よ」は、「いい加減な人」というレッテル貼り
◆ 女性は結婚してもしなくても強くなる
◆「私ばっかり、責めないでよ!」は、否定されたと感じている
◆「私、もう限界」は、妻の不満や不安を早急に確認すべきシグナル
◆「違うでしょ!」は、正解はないのでイライラを理解する
◆「どうして、○○できないの?」に対しては、自分のできる工夫を伝える
◆「どっちが好き?」は、一方を選ばなくてもいい言葉
◆「コレ、かわいくない?」は、否定しないこと
◆「別にいいけど・・・」に対しては、必ず声掛けを
この本の締めくくりとして著者は、「日常にちりばめられた、あらゆる妻ことばに意識を向けること」「妻が欲していることになるべく近い『言葉』や『行動』を示してあげてください。」と述べています。
あなたも本書を読んで、ホンネがわかる妻ことばを理解し、「夫婦や家族が幸せになる方法」を実践していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3463日目】