自分を「最高の状態」にして結果を出す、働く人のための「マインドフルネス講座」が注目されています。
本日紹介するのは、予防医学研究者で医学博士の石川善樹さんが書いた、こちらの書です。
石川善樹『疲れない脳をつくる生活習慣』(プレジデント社)
この本は、自分を「最高の状態」にして結果を出すための、瞑想、姿勢、睡眠、食事の最新科学の粋を集めた「マインドフルネス」を紹介した書です。
これまでの自己啓発が「変わる」ことを目標にしてきたのに対して、マインドフルネスは「いまこの瞬間を最大限に味わうこと」に重きを置いています。
そのためには、生きるうえで最も基本的な事柄である呼吸や姿勢、睡眠、食事をおろそかにすることはできない、という立場をとっています。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.1日5分の瞑想が人生を変える
2.時間管理の肝は睡眠にあり
3.仕事のパフォーマンスを劇的に高める姿勢術
4.血糖値を制する者は仕事を制す
5.疲れない脳をつくるための1日の過ごし方
本書の冒頭で著者は、疲れない脳をつくるためにはまず、「背筋を伸ばして、深い呼吸をすること」だとしています。
姿勢と呼吸が「瞑想」の基本動作であり、「瞑想」は脳の基礎力を鍛えるためのベースメソッドだ、と著者は言います。
そして、瞑想はリラックス効果だけではなく、仕事力全般の向上につながる、ということです。
さらに本書では、マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)というプログラムを開発した、マサチューセッツ工科大学の研究者だったカバット・ジン博士を紹介しています。
カバットジンが開発した、このプログラムは、それまでの宗教的な瞑想とは性格を異にするもので、瞑想体験を「標準化」したものと言えます。
これはグーグルで人気トップの社員研修プログラムになっていて、数多くのエグゼクティブ層にも注目されています。
グーグル社員の3大必須スキルは、「料理」「運動」「睡眠」と言われていて、マインドフルネスの考え方をベースに、食事や睡眠にも重点を置いている、ということです。
あなたも本書を読んで、「疲れない脳」をつくる生活習慣を身に付けてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を