「大金持ちではない人たちでも、お金に悩むことなく人生を楽しんで生きるには?」をテーマにしている本があります。
本日紹介するのは、生活情報誌の副編集長として、20年以上、節約・マネー記事を担当した経験を持ち、現在は消費経済ジャーナリストとして活動する松崎のり子さんが書いた、こちらの書籍です。
松崎のり子『定年後でもちゃっかり増えるお金術』(講談社)
この本は、以下のような人でも、自然に生活費がスリムになり、お金が手元に残る暮らしに変えることができるよいになる書です。
◆ 老後資金として1億円貯めるなんて無理
◆ そもそも貯金が苦手
◆ 老後に節約ばかりのギリギリの生活はしたくない
本書は以下の5部構成から成っています。
1.お金の使いグセを棚卸しする
2.勝手に貯まる生活に変える
3.もらえるお金はきっちりもらう
4.お金持ちより “ 応 ” 金持ちになる
5.稼ぎ力を積み立てる
この本の冒頭で著者は、「年金生活に入るころには、現在の生活費の7掛け程度で暮らすのだ」とイメージして、いまのうちにお金が漏れ出ていく穴を塞ぎ、不要な支出を減らすこと、そして手元にお金を残すこと、と提唱しています。
そして次のような方法で、「使いグセ」を見つけようと呼び掛けています。
◆ レシートから「お金の使い先」をチェック
◆ 「ムダ遣い家計簿」をつけてみる
◆ 「オトク」に乗せられた支出はないか
続いて本書では、次の「4つの減らす」で、お金は貯まる、と著者は言います。
1.「出」を減らす
2.「不満」を減らす
3.「モノ」を減らす
4.「自己負担」を減らす
さらに、ポイントや自治体のサービスをしっかり使い倒すことが重要、ということです。
次に、国からもらえるお金をしっかりもらうこと、そして、過不足ない生活をするためには、あといくら貯めればよいかを割り出しています。
そして最後に、「稼ぎ力を積み立てる」として、シニアでもそれぞれのペースで、「働き続ける」ことを、提唱しています。
この考え方は、「トリプル・キャリア」という人生設計で、生涯現役という働き方を目指すことを説いた拙著『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)と共通するものです。
この本は、難しい制度や仕組みを図解で説明したり、無料で相談できるサービス一覧を掲載したりしていて、困った時にすぐに調べて、問題を解決できるように配慮されています。
定年後の「お金」について、悩んでいる方や不安な方は、ぜひ手元に置いておきたい一冊として、心から推薦します。
あなたも本書を読んで、定年後でも増えるお金術を学んでみませんか。
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