「価値が上がるマンションに住めば、人生設計の選択肢が広がる」――そんなメッセージが込められた一冊があります。
本日紹介するのは、、レオパレス21で建築営業を経験後、27歳で賃貸不動産会社を創業し取締役に就任、33歳で独立しKIZUNA FACTORYを設立、2024年で創業10年目を迎える。不動産売買仲介とマンションの買取再販・リノベーションを手がけ、業界の透明化と信頼構築をミッションに掲げ、X(旧Twitter)などSNSでも積極的に情報発信を行っている3000組以上の顧客と向き合ってきた現役不動産プロ、株式会社KIZUNA FACTORY代表取締役、不動産歴20年の稲垣慶州(いながき・よしくに)さんが書いた、こちらの書籍です。
稲垣慶州『住む資産形成 資産価値重視で後悔しないマンションの選び方』(KADOKAWA)
この本は、「家は負債ではなく、資産になり得る」という考え方のもと、価格が下がりにくく、将来的に高く売れる「資産価値の高いマンション」の選び方を、誰にでもわかる言葉で解説した実践書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.令和のマンション購入術 後悔しないための基本戦略
2.なぜ、あのマンションは値上がりする? 価格を左右する要因と有望エリア
3.住みやすさと売りやすさの両立 間取り、設備、見えない基準
4.都心通勤を重視するコスパ最強駅 投資価値のある穴場エリアと湾岸エリア
5.資産1000万円の差がつく借り方 住宅ローンと資金計画のポイント
6.不動産業者との賢い付き合い方 優良担当者の特徴と落とし穴の回避策
この本の冒頭で著者は、「『今は買うタイミングじゃない』『不動産はもう高い』という声も聞こえてきます。しかし、資産性を重視して選べば、今でも“買い時”になるマンションはあります」「人生で最も高額な買い物だからこそ、“出口戦略”が必要だ。住宅ローンを返済するだけでなく、リセールバリューを活かせば、将来の選択肢は格段に広がる」と述べています。
本書の前半では、「資産価値を重視したマンション購入の基本戦略」として、価格が下がりにくいエリア、時期、間取りなどの見極め方が紹介されます。主なポイントは以下の通りです。
◆「中古マンション」が今もっとも投資効率が良い
◆「賃貸より出口戦略」で得をする購入判断
◆築年数とリセール価値の相関を理解する
◆「駅距離」「管理体制」「外観・ブランド」の3原則で選ぶ
◆2000~2015年竣工の物件はねらい目
本書の中盤では、「値上がりするマンションの特徴」と「実際に狙うべきエリア」に焦点が当てられます。主なポイントは次の通り。
◆「再開発エリア」は完成後に価格が急騰する
◆「人気駅の隣駅」が最もコスパが高い
◆物件価格の上昇事例が具体的に提示されている
◆学区、商業施設、ブランド力が価値を支える
◆資産性と利便性を兼ね備える都心近接エリアを狙う
さらに後半では、「間取り・設備の選び方」から「ローンの借り方」、そして「信頼できる不動産業者の見分け方」まで、非常に実践的なアドバイスが満載です。主なポイントは以下の通りです。
◆「2LDK」はファミリーにもDINKsにも売れる万能型
◆価格と教育費のバランスを取った資金計画が重要
◆新NISAの活用とペアローンで金融メリットを最大化
◆不動産担当者のSNS発信から人間性を読み取る
◆囲い込みや情報操作に惑わされない「買い手の眼」
この本の締めくくりとして、著者は「家を買うとは、未来を買うこと。今の“住みやすさ”と将来の“売りやすさ”を両立させれば、あなたの人生の自由度は大きく広がります」語っています。
住むことが、人生のリスクヘッジになり、資産形成にもつながる――そんな視点からマンション選びを考え直してみてはいかがでしょうか。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のYouTubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UCIwJA0CZFgYK1BXrJ7fuKMQ
では、今日もハッピーな1日を!【3798日目】