『人生が変わる すごいAIメモ』
「人生のすべてをAIにメモすれば、とてつもない資産となる。」― 日々のメモやSNS投稿、写真、音声、会議記録など、何気ない日常の記録をAIに読み込ませることで、仕事やキャリア、自己実現につながる価値ある資産に変えていく、新しい時代のメモ術を紹介した本があります。
本日紹介するのは、調理師時代を含む約25年のビジネス経験を経て、2014年にTANREN株式会社を創業。AIと教育の分野を中心に、東急エージェンシー、日立システムズなど多くの企業に対して生成AI導入やAIエージェント活用を支援し、『AI独学超大全』『AIアウトプット超大全』などの著書を持つ、TANREN株式会社代表取締役社長の佐藤勝彦(さとう・かつひこ)さんが著した、こちらの書籍です。
佐藤勝彦『人生が変わる すごいAIメモ』(SBクリエイティブ)
私たちは日々、仕事や生活の中でさまざまな情報に触れ、経験を積み重ねています。
しかし、その多くは記録されないまま忘れ去られ、せっかくの経験や気づきが十分に活用されていないのではないでしょうか。
本書は、従来の「メモ術」「ノート術」を、生成AIの時代に合わせて進化させる方法を提案しています。これまでのメモは、頭の中を整理したり、自分の考えを振り返ったり、アイデアを生み出したりするために、人間が読み返すものでした。
それに対して本書が提唱する「AIメモ」は、AIに読み込ませ、理解させ、価値あるアウトプットを生み出すための記録術です。
対象となるのは、文章によるメモだけではありません。SNSへの投稿、音声入力、写真、位置情報、会議の記録、日々の行動履歴など、人生のさまざまな記録がAIメモの材料になります。
こうした記録を継続的に蓄積し、AIに分析させることで、自分では気づかなかった思考の傾向や強み、得意分野、アイデアの種などが見えてきます。
さらに、蓄積した情報をもとに、AIが企画書、提案資料、メール、ブログ記事などのたたき台を作成することも可能になります。
つまり、メモを「記録して終わり」にするのではなく、「新しい価値を生み出すための資産」に変えるという発想です。
本書では、1日3分から始められるAIメモの基本から、記録の残し方、AIへの読み込ませ方、習慣化、仕事やアイデアへの活用まで、段階的に解説しています。
本書は以下の9部構成から成っています。
1.人生が激変する「すごいAIメモ」― 人生逆転を生んだ15年のメモ習慣
2.1日3分で始める AIメモ入門
3.人生の資産になるメモの残し方
4.AIが喜ぶメモの残し方
5.AIに「使えるメモ」として読ませる技術
6.AIメモを習慣化するコツ
7.AIメモから仕事とアイデアを生み出す
8.AIメモがチャンスを連れてくる
9.365日後、あなたの人生はこう変わる
本書の前半では、AIメモの基本と、人生の記録を資産に変える方法について、以下のポイントを説明しています。
◆ 従来のメモは自分が読み返すものだが、AIメモはAIに活用させるための記録になる
◆ 1日3分から始め、日々の気づきや経験を無理なく記録する
◆ 文章だけでなく、SNS投稿、音声、写真、行動履歴もメモの材料になる
◆ 日常の記録を蓄積することで、自分の思考や行動の傾向を把握できる
◆ 小さな記録の積み重ねが、将来の仕事やキャリアに役立つ個人資産になる
この本の中盤では、AIが活用しやすいメモの残し方と、習慣化するための工夫について解説しています。AIメモを活用するうえでは、単に大量の情報を集めるのではなく、後から意味を読み取れる形で残すことが重要になります。
また、AIが過去の記録を正しく理解できるように、情報の整理や目的に応じた指示の出し方も大切です。主なポイントは次の通り。
◆ AIに読み込ませることを意識し、内容や背景が伝わるメモを残す
◆ 出来事だけでなく、そのときの考えや感情、気づきも記録する
◆ 蓄積したメモを整理し、AIが必要な情報を参照しやすい状態にする
◆ AIに過去の記録を分析させ、自分の強みや関心、思考の傾向を発見する
◆ 音声入力などを活用し、負担の少ない方法でメモを習慣化する
本書の後半では、蓄積したAIメモを仕事や人生に生かす方法について考察・提言しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 過去のメモをもとに、企画書や提案資料、メールなどを作成する
◆ 日々の気づきから、新しいアイデアや発信テーマを発見する
◆ 自分の経験や強みを分析し、新しい仕事やキャリアの可能性を探る
◆ 蓄積した情報を活用して、発信や人とのつながりからチャンスを広げる
◆ 1年間の継続によって、自分だけの知識と経験のデータベースを育てる
本書を読んで最も印象に残ったのは、「日々の記録をAI時代の個人資産に変える」という点です。私自身、長年にわたり毎日のブログ書評を続け、読書から得た知識や気づきを記録してきました。
こうした蓄積をAIで整理・分析すれば、過去に読んだ本の共通点を発見したり、新しい出版企画や講演テーマを考えたりする際にも役立つでしょう。
とくに人生100年時代には、長年の仕事や生活で培ってきた経験を、AIによって新たな価値へと変えていく可能性があります。
一方で、個人情報や機密情報をAIに入力する際には、利用サービスのデータ管理やプライバシーへの配慮も欠かせません。
「AI時代の最大の資産は、自分自身が積み重ねてきた経験と、その記録である。」
日々のメモをもっと活用したい人、生成AIを仕事に生かしたい人、そして自分の経験や知識を新しい仕事や自己実現につなげたい人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
YouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも、人生100年時代の働き方、定年後キャリア、ひとり起業、資産形成やライフスタイルなど、仕事と人生を豊かにする情報を発信しています。ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。
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では、今日もハッピーな1日を!【4255日目】








