書評ブログ

『即動力』

「ただ行動するだけでは勝てない世の中になってきました。目まぐるしい速度で、天文学的量の情報があふれる時代、正直、行動力だけではもう追いつかないし、他人と差をつけることができない。」と述べて、「イチ早く動く」「針が振れたら、瞬時に動く」という即動力を提唱し、わかりやすく説明している本があります。

 

 

本日紹介するのは、1973年山口県生まれ、お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」を結成し、「金曜★ロンドンハーツ」などテレビのバラエティ番組を中心に活躍、近年はBSスカパー!「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」などキー局以外にも活躍の場を広げている田村淳さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

田村淳『即動力』(SB新書)

 

 

この本は、難しいものでもなく、選ばれし者だけが身につけた特殊能力でもない、心がけひとつで、簡単に誰だってできるスキルである「即動力」について、簡単ていねいに解説している書です。

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

1.【学び✕即動力】なぜ大学受験に挑戦したのか

2.【ビジネス✕即動力】誰よりも速く一歩を踏み出せ

3.【人間関係✕即動力】友達という幻想

4.【TV✕即動力】タブーなしのメディアの話

5.即動のための5カ条

 

 

この本の冒頭で著者は、なぜ43歳にして学びに目覚めて大学受験に挑戦したのかを説明しています。青山学院大学の受験に挑むことから始まった著者の挑戦の軌跡や思いの変遷を率直に語っています。主なポイントは次の通り。

 

◆ テレビを含むメディアを息苦しくする「コンプライアンス」の正体をつかむ

◆ ルールや法律とは何か、どうやって作られるか、法学を学びたい

◆「学歴」や「ブランド」ではなく、「勉強」に対するコンプレックス

◆ 仕事の時間は絶対に削らない「時間術」で挑戦

 

◆ 失敗から見える景色がある、動いたからこそ次の手が浮かぶ

◆ 個性を磨け!

◆ 通信課程の大学、さらに大学院に挑戦

◆ 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ、「人の生死」についての研究

 

 

本書の前半では、ビジネスにおける即動力について、以下の通り、著者の体験や考え方を公開しています。

 

◆ シリコンバレーに飛び、IT起業家の魅力を実感

◆「Be Blue Ventures(=BBV)」を米カリフォルニアにて共同設立して起業

◆ 自分の個性を売る

◆ 個性とは、あらゆる「決めつけ」「思い込み」を捨て去ること

 

◆ 失敗に賛辞を送りたい

◆ 才能とは気づいてもらうもの

◆ 自分は何を「幸せ」と感じるか、幸せの価値なんてひとつじゃない

◆ 夢はたくさんあった方がいい

 

 

この本の中盤では、人間関係と則動力について考察しています。コミュニケーションや友達に関する著者の考え方は次の通り。

 

◆ 人間関係はギブ&テイク

◆ 親友とはつくるものではない

◆ コミュニケーション力は「人に慣れる」ことで上がる

◆ 主張は強めに言う

◆ ロンブー解散危機と「フォワード&キーパー」 vs 「見守り」というポジション

 

 

本書の後半では、TVと則動力について、著者の体験や本質を次の通り説明しています。

 

◆ 企画はスピードが命!

◆ 視聴者ファーストにするTV改革

◆ ヒットの鍵はワンコンセプト

◆ ゴールなんかいらない

 

 

この本の最後で著者は、以下の「則動のための5カ条」を挙げて、実践法を説明しています。

 

1.失敗しに行け

2.他人の評価は気にしない

3.ゴールの変更を恐れるな

4.100のニワカであれ

5.二兎を追う者、もっと得る

 

 

そして、「自分の人生なのだから、やりたいことをやりたいだけやればいい。」と著者は言います。要するに、自分の人生に多くのハッシュタグを持つことができれば、どこでタグ付けされ、誰に出会い、どことどこがつながるかわからない、ということです。

 

 

これ「多くのハッシュタグを持つ」という戦略は、3つの異なる専門性を組み合わせて、オンリーワンの存在(100万人に1人の希少価値)になることを説いているリクルート出身で民間人初の公立中学校校長になって活躍する藤原和博さんが提唱する「クレジットの三角形」と同じ考え方です。

 

 

堀江貴文さん、西野亮廣さん、中田敦彦さんなど多くの著名人も藤原和博さんの著書を読んで実践したと以下の著書で発言しており、私自身も藤原さんの本を読み、「定年ひとり起業」を行う中で、3つの専門性を組み合わせてオンリーワンになることを心がけてきました。

 

 

 

藤原和博さんが「クレジットの三角形」を提唱している著書はこちらです。キャリア開発に悩む方はぜひ、一読することをお薦めします。

 

 

 

「夢はたくさん持っていたほうがいい」というのが著者の田村淳さんの信念で、私もまったく同感です。とくにその夢を周囲に宣言して応援してもらう実現の可能性がぐんと上がります。

 

 

2021年5月15日生放送文化放送『ロンドンブーツ1号2号田村淳のNEWS Club』ゲスト出演した際のYouTube動画はこちらから視聴できます。

 

 

 

あなたも本書を読んで、99%の人がやっていない、これからの時代に必要な力である「則動力」を磨き人生を変えてみませんか。

 

 

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

では、今日もハッピーな1日を!【2535日目】