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『新NISAでつみたては会社員の最強アイテム』

「つみたてNISAは資産形成手段として考え抜かれた傑作です。」「あなたが会社員なら、まずは新NISAでつみたてよう!」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、慶應義塾大学商学部卒、唐木研究会出身で、金融機関において20年以上にわたり、年金などの運用者としてファンドマネジャー、トレーダー業務に従事、その後ファンドアナリストとして投資信託の評価、販売コンサルティング、投資教育に関する啓蒙活動を行っている、日本証券アナリスト協会検定会員、1級DCプランナー勝盛政治さんが書いた、こちらの書籍です。

 

勝盛政治『新NISAでつみたては会社員の最強アイテム』(高橋書店)

 

この本は、新NISAの「つみたて投資枠」にフォーカスし、個人の資産形成にとっていかに優れたものなのかを理解してもらい、みなさんに合った利用方法を示している本です。

 

 

本書は以下の11部構成から成っています。

 

1.「NISAでつみたて」は資産形成の最強アイテム

2.「NISAでつみたて」ができた理由はすべて個人の資産形成のため

3.「NISAつみたて投資枠」の3つの特徴、それは完璧なお膳立て

4.サラリーマンと「NISAでつみたて」は相性がいい

5.「NISAでつみたて」とiDeCo、軍配は「NISAでつみたて」

6.「NISAでつみたて」と個人年金保険の違い

 

7.「NISAつみたて投資枠」の商品(投資信託)はどのように見分ける?

8.株式を含む複数の資産を対象とする商品の特徴

9.どういう人に何が向いているのかを整理すると、タイプ別の商品が見えてくる

10.選び抜かれたアクティブ運用、想いのこもった商品(投資信託)が並んでいる

11.安心商品ではあるが、あえて3つの利用方法アドバイス

 

この本の冒頭で著者は、年金を補完するものとして、NISAによるつみたては相性がいい、と述べています。

 

「それは、いつでも使えて受け取り時は非課税という、他の手段には無い制度上の特徴を持っているからです。資産形成の方法も分散しておくことが後で大きくものを言います。」と続けています。

 

 

本書の前半では、「NISAでつみたては資産形成の最強アイテム」「NISAでつみたてができた理由はすべて個人の資産形成のため」および「NISAつみたて投資枠の3つの特徴、それは完璧なお膳立て」ついて、以下のポイントを説明しています。

 

◆ NISAつみたて投資枠の商品は資産形成に向いた安心設計の商品

◆ NISA特有の非課税制度は他の資産形成手段との相性が抜群

◆ NISA制度の利用面の圧倒的な自由度・柔軟性

◆ 受け取り時非課税、だれでも・いつでも・いつまでも利用できる

 

◆ つみたてNISAは年金ではない資産形成の手段

◆「長期・分散・積立投資」は金融庁が作った傑作

◆ 長期投資は個人だからこそできる方法

◆ 積立投資は時間のタイミングを分けること

 

NISAつみたて投資枠は完璧な「お膳立て」

◆ 長期投資の効果を高めるために「低コスト」

◆ 複利効果を高めるために「再投資型」

◆ 誰でもいつでも利用できる非課税運用の制度設計

 

 

この本の中盤では、「サラリーマンとNISAでつみたては相性がいい」「NISAでつみたてとiDeCo、軍配はNISAでつみたて」および「NISAでつみたてと個人年金保険の違い」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ NISAは出口で受け取る際に非課税扱い

◆ 入口・途中・出口で課税・非課税の扱いを把握すること

◆ NISAつみたて投資枠は受け取り時に税金や社会保険料がかからない

◆ NISAは制度にかかる費用が低い

◆ 誰でもいつでもいつまでも使え、いつでも現金化できるNISAは利用価値が大きい

 

 

本書の後半では、「NISAつみたて投資枠の商品(投資信託)はどのように見分ける?」「株式を含む複数の資産を対象とする商品の特徴」「どういう人に何が向いているのかを整理すると、タイプ別の商品が見えてくる」「選び抜かれたアクティブ運用、想いのこもった商品(投資信託)が並んでいる」および「安心商品ではあるが、あえて3つの利用方法アドバイス」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ NISAつみたて投資枠の基本はインデックス運用

◆ 伝統的4資産(日本・海外・株式・債券)

◆ 世代に合わせたタイプで商品選びを考える

◆ お勧めは「全世界の株式」

 

◆ 商品は1つである必要はない

◆ 3分の1以上は外国の試算絡みを入れる

◆ 積み立てる商品は変更できる

◆ 将来から逆算して考えるゴール・ベースト・アプローチ

 

この本の締めくくりとして著者は、「私が使命とも感じていることは、自分が培ってきたお金の領域を通じて多くの人の幸せに貢献することです。」「具体的には、運用してお金を増やす方法を理解してもらい、少しでも心の余裕をもっていただきたい」と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、「新NISAでつみたて」を活用し、大切な人生を自分らしく豊かに彩っていきませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3358目】