「終活スペシャリストは、収入源になるだけでなく、地域で支え合う仲間を作り、人に頼られることで生きがいを持てる仕事です。」と述べて、終活スペシャリストという仕事の魅力について伝えてくれる本があります。
本日紹介するのは、1969年生まれ、終活に必要な知識やお役立ち情報を終活専門ブログで発信し、全国から寄せられる相談に対応しながら、終活の専門家である「終活スペシャリスト」の育成を行う一般社団法人終活協議会・代表理事の竹内義彦さんが書いた、こちらの書籍です。
竹内義彦『収入になる! 地域貢献になる! 周りの人のためになる! 終活スペシャリストになろう』(幻冬舎)
この本は、老後への備え(=終活)をしなければならない時代が到来する中で、高齢者が抱えている「お金」と「人間関係」の問題を中心に、「人生の終わりのための活動」を元気なうちに考えるサポートをする専門家である「終活スペシャリスト」(=「終活ガイド」)という仕事と、そのための資格検定について紹介・解説している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.人生100年時代、老後に夢は抱けるのか
2.いま求められている、終活スペシャリストという仕事
3.終活スペシャリストになるためには
4.終活スペシャリストとして働くということ
5.最後まで生きがいをもち自分らしく生きるために
この本の前半で著者は、今求められている「終活スペシャリスト」という仕事について、具体的なケースを紹介しながら、そのニーズ(需要)を説明しています。準備が必要とされる主な事柄は以下の通りです。
◆ 入院(延命治療)、病気(認知症など)
◆ 介護、身元保証人、ペット
◆ 保険
◆ 葬儀、お墓
◆ 遺品整理、生前整理
◆ 相続
本書の中盤では、「終活スペシャリスト」になるために必要な6つのジャンルを次の通り、解説しています。
1.医療(延命治療、リハビリ)
2.介護(介護保険とサービス、介護施設)、認知症への対応
3.保険(医療保険、生命保険、年金保険)
4.相続(相続手続き、遺言)
5.葬儀
6.お墓
さらに、エンディングノートの有効性や書き方、終活スペシャリストの資格取得について紹介しています。
この本の後半では、一般社団法人終活協議会が運営する「終活ガイド」という検定資格を紹介・説明しています。同協議会が行う検定資格は以下の通りです。
◆ 終活ガイド上級(1級)
◆ 終活ガイド(2級)
◆ 終活ガイド初級(3級)
◆ 終活ガイド検定認定講師
◆ エンディングノート認定講師
さらに、終活ガイドとして活動する人および同協会にて働く人計9名の体験談が掲載されています。
この本の最後で著者は、「心託サービス」という老後を安心・安全に過ごすためのサービスや、心託を扱える資格「心託コンシェルジュ」を紹介しています。
「心託サービス」会員が無料で受けられるサービスは以下の通りです。
◆ 生活上のお困りごとに関するご相談
◆ 終活に関するご相談
◆ 見守りサービス(電話)
◆ 24時間対応可能な健康&病院案内
◆ 医療相談・セカンドオピニオンに関するご相談
◆ 介護施設に関するご相談・ご案内
◆ 法律相談
あなたも本書を読んで、「誰もが生き生きと最後まで自分らしい人生を送れるような社会をつくること」を目的に活動する「終活スペシャリスト」という仕事を考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2568日目】