書評ブログ

『仕事の思想』で、なぜ働くのかを考える

「なぜ我々は働くのか」、その問いを、胸中深く、問い続けることを提唱している書があります。

 

 

本日紹介するのは、米国のシンクタンク研究員を経て、日本総合研究所の創業メンバーとして立ち上げ、多摩大学教授、同大学院教授を務める田坂広志さんが書いた、こちらの書です。

 

 

田坂広志『仕事の思想-なぜ我々は働くのか』(PHP文庫)

 

 

この本は、「なぜ我々は働くのか」という問いの答えを自ら日々の仕事に取り組みながら見つけていくためのシリーズ・トークの本です。

 

 

 

本書は以下の10話から成っています。

 

 

1.思想/現実に流されないための錨

 

2.成長/決して失われることのない報酬

 

3.目標/成長していくための最高の方法

 

4.顧客/こころの姿勢を映し出す鏡

 

5.共感/相手の真実を感じ取る力量

 

 

6.格闘/人間力を磨くための唯一の道

 

7.地位/部下の人生に責任を持つ覚悟

 

8.友人/頂上での再会を約束した人々

 

9.仲間/仕事が残すもうひとつの作品

 

10.未来/後生を待ちて今日の務めを果たすとき

 

 

本書では、著書の田坂さんの友人が社会に出てどう変化したかの実例を交えながら、具体的に「働く意味」を考え、提示してくれます。

 

 

仕事とは何かを考える時、私たちは以下のような変遷になる、ということです。

 

◆ 仕事とは報酬である

 

◆ 仕事の報酬は能力である

 

◆ 仕事の報酬は仕事である

 

◆ 仕事の報酬は成長である

 

そして、心の鏡を映しだす方法として、「顧客」があり、そして仕事が残す作品として「友人」「仲間」がある、というのが本書の結論です。

 

 

あなたも本書を読んで、「なぜ働くのか」という問いに対する答えを自ら見つけてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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