「書きたいことがすらすら書けるようになる、接続詞の技術がある」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、国立国語研究所教授で一橋大学連携教授の石黒圭さんが書いた、こちらの書籍です。
石黒圭『「接続詞」の技術』(実務教育出版)
この本は、論文、レポート、企画書、ブログ、・・・・・、その他、あらゆる文章を書く方に送る、「読みやすい文章」を書くための「接続詞」の使い方を伝授してくれる書です。
本書の中で著者は、「接続詞は、書き手にとっては文章を書きやすくし、読み手にとっては文章を読みやすくする、書き手・読み手双方にとって役に立つ言葉なのです。」と述べています。
つまり、「つなぎ方」ひとつでこんなに変わる、という実例を豊富に紹介して、「接続詞」の役割を教えてくれる本です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.接続詞の基本
2.論理の接続詞
3.整理の接続詞
4.理解の接続詞
5.展開の接続詞
6.接続詞と文脈
7.接続詞の実践
8.接続詞の留意点
本書の冒頭で著者は、接続詞は「書き手の発想を広げる」という点と、「読み手の理解を助ける」という点について、説明しています。
そして、「接続詞の基本」として、次の「4類・10種の接続詞」の役割分類を解説しています。
◆ 論理; 順接、逆接
◆ 整理; 並列、対比、列挙
◆ 理解; 換言、例示、補足
◆ 展開; 転換、結論
本書の後半では、「接続詞の実践」として、テンプレの活用や、オーダーメイドの接続詞を使うなど、さまざまな技術も披露されていて、参考になります。
具体的な事例については、敢えてここでは触れませんので、興味のある方はぜひ、本書をお読みください。
また、巻末にある「接続詞の留意点」および「分類・用法の一覧表」は、本文で学んだ「接続詞の基本」を復習するツールとして役立ちます。
この本は、著者が2008年に書いて大きな反響を巻き起こした『文章は接続詞で決まる』(光文社新書)の実践編として、書かれています。前著も高い評価を受けている書なので、以下に紹介しておきます。
あなたも本書を読んで、「接続詞の技術」を学び、文章をより読みやすく改善していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を