書評ブログ

『世界史の大転換』

終わらないテロからトランプ現象まで、世界情勢の核心を一挙に解き明かす書が出版されました。

 

 

本日紹介するのは、元外務省主任分析官で作家の佐藤優さんと元外務省中東アフリカ局参事官などを歴任した宮家邦彦さんの対談を書籍化した、こちらの新刊新書です。

 

 

佐藤優・宮家邦彦『世界史の大転換』(PHP新書)

 

 

この本は、佐藤優宮家邦彦という、外務省OBで情報通のふたりが、本音で意見交換をした記録の書です。

 

 

とくに一般には分かりにくい、ロシアや中東、中央アジアの諸国、各民族などの対立や力関係の分析は、読み応えがあります。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.ポスト冷戦の終わり、甦るナショナリズム

 

2.ISを排除しても中東情勢は安定しない

 

3.中央アジアは「第四次グレートゲーム」の主戦場

 

4.「国境のない欧州」という理想はテロで崩れるか

 

5.トランプ現象に襲われたアメリカの光と影

 

6.中国こそが「戦後レジームへの挑戦者」だ

 

7.「ダークサイド」に堕ちるなかれ、日本

 

 

この本では、跋扈するIS米国のトランプ旋風中国の止まらない軍拡など、次々と起こる想定外の変化について、国際社会の表裏を知り尽くした二人の著者が、「世界史的な大転換期」が来ていることを唱えています。

 

 

各国、地域についての詳細な分析については、敢えて具体的に紹介しませんので、興味ある方はぜひ、本書をお読みください。

 

 

あなたも本書を読んで、世界史の大転換期において、「常識が通じない時代の読み方」を学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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