「人生の成功者とは、すべて時間を征服した者です。」「時間の征服者とは何か?それは充実した時間を得た者です。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1956年大阪市生まれ、『永遠のゼロ』、『海賊と呼ばれた男』、『偽善者たちへ』など多数の著者がある作家の百田尚樹さんが書いた、こちらの書籍です。
百田尚樹『成功は時間が10割』(新潮文庫)
この本は、人類は「時間の概念を変える」ことで「長生き」が可能だということに気付いたことを説明し、「新・相対性理論」と名付けて解説している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.すべては「時間」が基準
2.現代社会と「時間」
3.時間はあらゆるものに交換可能
4.私たちの「時間」を奪うもの
5.「止まれ、お前は美しい!」
この本の冒頭で著者は、人類は少しでも「長く生きる」ために、「時間の概念を変える」という発想をし、それを著者は「新・相対性理論」と名付けた、と述べています。
本書の前半では、「すべては時間が基準」について、以下のポイントを説明しています。
◆ すべての道具は「長生き」のために作られた
◆「時間の長さ」は心で決まる
◆ 年齢で「時間」の流れの速さが変わる
◆ 中年以降の人生が短いと感じるのは、①時間の比率が違う、②感動や驚きが減るから
◆ 楽しい時間の長さが人生の長さ
この本の中盤では、「現代社会と時間」および「時間はあらゆるものに交換可能」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 人間社会は「時間」の売買で成り立っている
◆ 金を盗むのは「時間」を盗むのと同じ
◆「才能」とは、同じことを他人よりも短い時間でやれる能力
◆「努力する人」は時間の投入に優れた人
◆ スポーツは「時間との戦い」
◆ 社会は「時間の交換」によって成り立っている
◆ 使わない金は石ころと同じ
◆ 言葉は人類が「時間」を超えるために作られた
◆ 画期的大発明である「文字」
本書の後半では、「私たちの時間を奪うもの」および「止まれ、お前は美しい!」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 現代人が最も恐れるのは「退屈」
◆ 時間はひとりでに目減りする
◆「時間」を買わされている現代人
◆ 自殺は究極の「時間の投げ捨て」
◆ 恋愛の喜びは「時間の共有」にある
◆ 古代人が壁画に残したのは、過去の瞬間を残すため
◆ 成功を望むなら、「今やるべきこと」を今やる
◆ 未来の人生は予測可能
穴も本書を読んで、「時間を支配する者が、人生の勝者となる」ことを学び、ほんとうの「長生き」を実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2944日目】