「食事とメンタルはかかわりが深いですし、フィジカルを鍛えれば、メンタルも鍛えられます。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、人の心を読み、操る技術「メンタリズム」を駆使するメンタリストDaiGoさんが書いた、こちらの書籍です。
メンタリストDaiGo『最高のパフォーマンスを実現する超健康法』(PHP研究所)
この本は、メンタルはからだの後についてくるのだから、心を整えるには、先にからだをコントロールすればいい、として最高のパフォーマンスを実現するための「超健康法」を解説している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.「朝」の過ごし方で1日が決まる
2.ストレスも味方につける「昼」の過ごし方
3.「夜」のしっかりメンテナンス法
4.「週末」の筋トレ集中講義
5.ダイエットで頭の働きを活発にする
この本の冒頭で著者は、「食事のタイミングを上手に使うことで、より早く体内時計をリセットすることができる」と述べています。
次に本書では、食べ物について、以下の通り知見を紹介しています。
◆ 果物は取り過ぎない、できるだけ生でそのまま食べる
◆ ノンオイルドレッシングではなく、加工していないオリーブオイルがいい
◆ マーガリンはトランス脂肪酸の塊で、絶対に食べない方がいい
◆ 野菜の大量摂取で、ファイトケミカルを積極的にとる
◆ ベリー系の皮に多く含まれるポリフェノールは記憶力をアップさせる
◆ ブロッコリーは脳の働きを活性化し、アンチエイジングになり、腸内環境を整える
◆ 野菜に含まれるルテインという栄養素は、脳を11歳若返らせ、認知機能や注意力を高める
◆ 暴飲暴食が炎症のもとになる、マイルドな有酸素運動でチャラにする
◆ 1日の初めに「ストレスの予測」をしてはいけない
◆ 乳酸菌、ビフィズス菌で腸内環境を整える、オナラに注意
◆ 肌のトラブルには天然オイルと観葉植物を周りに置く
◆ 朝日を浴びると体内時計がリセットされ、代謝がよくなる(朝8時~12時の中で30分間太陽光を浴びる)
続いて、「昼」の過ごし方について、食べ物を中心に、次のようにポイントを述べています。
◆ 脳を狂わせる原因となる物質は、塩・砂糖・脂肪の3つ
◆ 加工されていない野菜や果物を食べると、うつ病の症状が減り、幸福感がアップしてポジティブな気分が出やすくなる
◆ タンパク質の摂取量が増えるほど、総摂取カロリーは減る傾向にある
◆ ストレスがかかることは午前中にやる
さらに、「夜」のメンテナンス法として著者は、次のようなポイントを挙げています。
◆ 人が太るかどうかは、炭水化物の量ではなく、総摂取カロリーによる
◆ 寝る前にキウイを2個とると睡眠の質が上がる
◆ 最も太るものは、ポテトチップス、フライドポテト、ソーセージ・ベーコンなどの加工肉の順
◆ やせる最強の食べ物は食物繊維(ブルーベリー、ココアパウダー)
とくに食物繊維については、鈴木拓さんの、こちらの書籍を紹介しています。
また、著者は常識と言われていることを鵜呑みにしないため、以下のような留意事項を付け加えています。
◆ 過度な糖質制限は危険
◆ 15分間の早歩きなどのエクササイズがいい
◆ 筋肉量の多い人の方が代謝柔軟性が高い
週末の過ごし方については、以下のように著者は提唱しています。
◆ コーヒーは集中力をアップし、脂肪を燃焼させる
◆ 脚力とIQ(知能指数)は比例する(血液が体中に回り、代謝がよくなるため)
◆ 息が上がるぐらいのウォーキングを20~30分やるとアンチエイジングになる
◆ 何かを覚えようとするとき、一緒に筋トレをするとよい
この本の最後で著者は、「頭の回転が悪くなる10の食習慣」を挙げています。これに当てはまらないように注意すべき、ということです。
1.いつも甘いものが欲しくなる
2.朝食を抜くことが多い
3.揚げ物をよく食べる
4.野菜や果物は食べない
5.精白された白米や白パンが好き
6.水をあまり飲まない(1時間に1回くらい)
7.炭酸飲料が好き
8.1日ビール中瓶3本以上アルコールを飲む
9.食事時間が決まっていない
10.お腹が空いていなくても、食べたり間食をしたりする
あなたも本書を読んで、2度と体調を崩さず、メンタルも強くなる「超健康法」を実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!