書評ブログ

『レンタルスペース投資の教科書』

「レンタルスペース投資は、不動産を持っていなくても始められます。不動産を持っている家主から部屋を借りて、それをお客様に貸し出すことで、収益を上げるビジネスモデルです。」と述べて、レンタルスペース投資を通して、人生をより豊かにするためのコンテンツを掲載している本があります。

 

 

本日紹介するのは、法政大学卒業後、当時東証一部上場の医療系ベンチャー企業に就職し、新規事業開発に携わり、さらに創業1カ月のIT企業にて執行役員として海外向けのメディアや撮影サービスの立ち上げや運営に従事、その後独立して、株式会社トータルクリエイツ代表取締役、一般社団法人シェアリングエコノミー協会第三期アンバサダー坂口康司さんが書いた、こちらの書籍です。

 

坂口康司『堅実な資産運用をしたいならこの1冊! レンタルスペース投資の教科書』(自由国民社)

 

 

この本は、不動産を所有する必要がないので、先行投資も少なくて済む、ローリスクでリターンを望めるレンタルスペース投資について解説した教科書です。

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

1.近年急成長しているレンタルスペースとは?

2.投資としてのレンタルスペース投資

3.収益が出るスペース作りの極意

4.売上を最大化するための集客戦略

5.労力少なく安定収益を出すための運用戦略

6.経済的メリットだけでないレンタルスペース投資 

 

 

この本の冒頭で著者は、「レンタルスペース市場が今後さらに盛り上がることが考えられるので、適切なスペースを作れば、今であれば先行者利益を享受できる状況です。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「近年急成長しているレンタルスペースとは?」について、次のポイントを説明しています。

 

◆ レンタルスペースは「民泊」の時間貸し版

◆ 貸し会議室との違いは、幅広い借り方、貸し方

◆ 借りて貸すので初期投資が少ない

◆ 集客プラットフォーマーが上場する成長市場

 

 

この本の中盤では、「投資としてのレンタルスペース投資」および収益が出るスペース作りの極意」について解説しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ 初期投資100万円未満で、月10万円の利益も可能

◆ 築古アパート・マンションがねらい目物件

◆ 採算割れリスクは準備(立地・インテリア・サイト掲載用写真)で避けられる

◆ 利用者は写真の第一印象でスペースの予約を決める

 

◆ 物件選びのポイントは、①エリア、②駅からの徒歩分数、③物件のクオリティ

◆ EC関連のIT企業が立地している品川、五反田、六本木がおすすめ

◆ インテリアはターゲットに満足してもらえるコンセプトのデザインで

◆ 予約に直結する写真の極意は「明るさ」と「賑やかさ」

◆ 運用形態は、パーティー一択、運用代行会社選びも重要

 

 

本書の後半では、「売上を最大化するための集客戦略」および「労力少なく安定収益を出すための運用戦略」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

予約が増える写真のポイントは「ワクワク感」「非日常感」

◆ パーティースペースの1枚目表示の写真は重要

◆ 1枚目写真のポイントは「明るさ」「広さ」「視覚的インパクト」

◆ 低価格、高品質なインテリア選びの工夫

◆ レビューを伸ばす工夫を

 

◆ プラットフォームのメール自動送信機能を活用

◆ 電話自動応答システム「IVRY(アイブリー)」

◆「清潔かどうか」が重要、セルフクリーニングのチェック

◆ トラブルを減らす工夫3つ:➀防犯カメラ、②禁止事項の周知徹底、③張り紙

 

 

この本の締めくくりとして、経済的メリットだけでないレンタルスペース投資 」と題して、著者の坂口康司さん自身の体験を「対談形式」にて披露しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ レンタルスペース投資は店舗ビジネスのプレ体験

◆ 夫婦の特性を活かしてベストホストに

◆ 子どもが家にいても収益を上げられる

◆ マーケティングの実戦経験ができる新しい副業

 

 

本書の巻末には、「レンタルスペース キーワード」が掲載されていて、便利に活用できます。

 

 

あなたもこの本を読んで、堅実な資産運用や副業としての「レンタルスペース投資」を学び、実践してみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2849日目】