人間関係は相互理解から成り立っていて、私たちは相手のことを知るためにまず「聞き上手」にならなければなりません。
でも一般の人にとって、「聞く」ことは、「話す」ことよりもはるかに難しく、「聞き上手」になるためには練習が必要だと提唱している本があります。
本日紹介するのは、京都大学名誉教授で臨床心理士の東山絋久さんが書いた、こちらの書です。
東山絋久『プロカウンセラーの聞く技術』(創元社)
この本では、プロのカウンセラーが日頃、カウンセリングの現場で意識して活用している「聞く」技術を、具体的なノウハウや理由を説明しながら紹介しています。
全部で31のポイントとして整理していますが、主要なものを以下に紹介します。
◆ 聞き上手は話さない
◆ 真剣に聞けるのは1時間以内
◆ 相づちの種類は豊かに
◆ 自分のことは話さない
◆ 聞かれたことしか話さない
◆ 質問には二種類ある
◆ 情報以外の助言は無効
◆ 相手の話に興味を持つ
◆ 教えるより教えてもらう態度で
◆ 素直に聞くのが極意
◆ 聞き上手には上下関係なし
◆ 嘘はつかない、飾らない
◆ 相手の話は相手のこと(わかるが勝ち)
◆ 評論家にならない
◆ 共感とは芝居上手
◆ LISTENせよ、ASKするな
◆ 話し手の波に乗る
◆ 説明しない
◆ したくない話ほど前置きが長い
◆ 聞き出そうとしない
このほかにも本書には、「話には小道具がいる」や、「沈黙と間の効用」など、プロのカウンセラーから学べる「聞く技術」は数多く記されています。
私はそれぞれの「聞く技術」やセオリーに、納得させられる思いでした。あなたも本書を読んで、よりよい相互理解や人間関係の構築のために、プロカウンセラーから学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を