書評ブログ

『不可能を突破する 大谷翔平の名言』

「不可能を突破する方法は、常に挑戦の中にある」――そんな信念を体現し続けるアスリートがいます。

本日紹介するのは、1956年広島県生まれ、慶應義塾大学卒業後、業界紙記者を経て独立トヨタ式の現場取材若松義人氏との協働を通じて「成功のプロセス」を追究し、スティーブ・ジョブズ、イーロン・マスク、ウォーレン・バフェット、本田宗一郎、松下幸之助ら世界的偉人の思考法を研究してきた経済・経営ジャーナリスト・桑原晃弥(くわばら・てるや)さんが書いた、こちらの書籍です。

桑原晃弥『不可能を突破する 大谷翔平の名言』(ぱる出版)

この本は、メジャーリーグで前人未踏の二刀流を成し遂げ、世界中を魅了する大谷翔平選手の “心の原動力” を、名言を通して読み解いた一冊です。


本書は以下の6部構成から成っています。

1.勝利への執念を燃やす

2.プレッシャーを力に変える

3.常に進化し続ける

4.万全の準備を心がける

5.最高のチームであるために

6.「人としてどう生きるか」を大切に


本書の前半では、「勝利への執念を燃やす」および「プレッシャーを力に変える」という大谷選手のメンタリティが紹介されています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 「期待は応えるものではなく、超えるもの」という覚悟

◆ ドジャースの一員として “勝利への渇望” を共有する姿勢

◆ プレッシャーを “楽しむ力” に変える精神構造

◆ 不確実な未来に対しても挑戦を選ぶ姿勢

◆ 「先が見える戦いはつまらない」と語る飽くなき探究心


この本の中盤では、「常に進化し続ける」および「万全の準備を心がける」というテーマを通じて、大谷選手がいかに “努力を科学” しているかが描かれます。主なポイントは次の通りです。

◆ 変化を恐れず、時代の流れに適応し続ける柔軟さ

◆ 「一度できたことでも保証はない」と自らを律する姿勢

◆ リハビリすら前向きに捉える強靭なメンタル

◆ 一流選手は“やるべきこと”を正確に理解している

◆ 感情のスイッチを自在に切り替える自己管理力


本書の後半では、「最高のチームであるために」および「人としてどう生きるか」という、人間・大谷翔平の本質に迫ります。主なポイントは以下の通りです。

◆ 新しい仲間には自ら挨拶し、信頼を築く誠実さ

◆ 自分の経験を“他者の未来”へ還元する思いやり

◆ ゴミ拾いに象徴される「人としての品格」

◆ 苦しみを受け止め、恵まれた環境に感謝する謙虚さ

◆ 成績以上に「人間としての成長」を重視する哲学


本書の魅力は、圧倒的な才能の裏にある “大谷翔平の思考習慣” を、名言を通して明らかにしている点です。「二刀流」という奇跡を生んだのは、天賦の才ではなく、“努力と挑戦を楽しむ心” でした。

大谷選手の言葉を読むことで、私たちもまた「不可能を突破する」ヒントを得られるでしょう。それはビジネスにも人生にも通じる、普遍的な成功法則です。


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では、今日もハッピーな1日を!【3887日目】