書評ブログ

『いちばんやさしい音声配信ビジネスの教本』

「いま、音声コンテンツが盛り上がりつつあります。」「どこでも音楽や音声コンテンツを楽しむことができるスマートフォン環境とワイヤレスイヤホンの普及、自宅で音声コンテンツを楽しめるスマートスピーカーといったテクノロジーの進歩は、私たちが生活する上でインターネット上の音声コンテンツに触れる機会を大きく広げつつあります。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、リコージャパンを経て楽器EC事業で起業、2013年ウェブメディア事業を行う京橋ファクトリー創業後、事業売却し、2018年に社名を変更した株式会社オトナル代表取締役八木太亮と、シリコンバレーにてアドテクノロジーを扱う会社を創業以来、国内外でパラレルワーカーとして複数社のマーケティング事業開発を行い、2019年にオトナル社に入社、現在は株式会社オトナル取締役江口立哉さんが書いた、こちらの書籍です。

 

八木太亮・江口立哉『いちばんやさしい音声配信ビジネスの教本』(インプレス)

 

この本は、国内外で盛り上がりを続ける音声配信の市場感や音声配信の種類、具体的な音声配信の方法、ビジネスへの活用法などを取り上げ、解説している書です。

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

1.急成長するデジタル音声コンテンツの特徴について知ろう

2.音声サービスの種類と分類、デバイスについて知ろう

3.音声配信サービスについての理解を深めよう

4.実際に音声配信をはじめてみよう

5.音声配信のマーケティング活用

6.音声メディアのマネタイズを理解して収益化しよう

7.次の時代の音声コンテンツとの付き合い方

 

 

この本の冒頭で著者は、「Webメディアやインターネット動画などの視覚中心のコンテンツではできない『ながら聴き』という性質を持ち、イヤホンを通じて個人の耳にダイレクトに声で語りかけるような 1 on 1 のメディアつぃけんを実現する『音声コンテンツ』が、いま全世界で多くの人々を魅了しはじめています。」と述べています。

 

 

本書の前半では、急成長するデジタル音声コンテンツの特徴について知ろう」および音声サービスの種類と分類、デバイスについて知ろう」について、以下のポイントを説明しています。

 

◆「ながら聴き」で生活の隙間に入り込む音声コンテンツ

◆ ポッドキャストにより米国で急成長する音声メディア

◆ ビジネスとしての音声コンテンツの可能性

◆ 嫌がられにくい音声広告

 

◆ 配信者にやさしい音声配信プラットフォーム

◆ 拡散でさまざまなプラットフォームに配信できるポッドキャスト

◆ デジタルデバイスとして進化するイヤホン

◆ 音声メディア端末としての対話型スピーカー

 

 

この本の中盤では、音声配信サービスについての理解を深めよう」および実際に音声配信をはじめてみよう」について解説しています。主なポイントは次の通り。

 

◆ パーソナリティファーストを掲げたサービス設計の「Voicy」

◆ スマートフォンから誰でも気軽に配信できる「Radiotalk」

◆ 多彩なジャンルの音声コンテンツが配信されている「himalaya」

◆ 音声ライブ配信が若者に人気の「Spoon」

◆ 初心者でも気軽に始められる「stand.fm」

 

◆ 多くのインフルエンサーをマネジメントするUUUM(ウーム)社が運営する「REC.」

◆ 音声配信の目的、リスナー像、コンテンツのコンセプトを決める

◆ 音声コンテンツの企画、運用設計、収録機材、ツールを準備

◆ 配信プラットフォームを決めて音声コンテンツを収録する

◆ ポッドキャストの配信や運営

 

 

本書の後半では、音声配信のマーケティング活用」「音声メディアのマネタイズを理解して収益化しよう」および次の時代の音声コンテンツとの付き合い方」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ 音声配信をマーケティングやオウンドメディアに活用

◆ 音声広告を作る

◆ 音声メディアやポッドキャストのマネタイズ

◆ 対話型音声広告の手法

 

 

この本の巻末には「用語の索引」が掲載されていて便利に活用できます。

 

 

あなたも本書を読んで、音楽配信ビジネスの基本を学び、ビジネスに活用してみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3042日目】