「目先の儲けより、生涯収入の最大化を」と述べている本があります。
本日紹介するのは、京都大学法学部卒、ロンドンビジネススクール・ファイナンス学修士修了、1992年日本長期信用銀行に入行、長銀証券、UBS証券を経て農林中央金庫に入庫、「長期源厳選投資ファンド」の運用を始め、現在は農林中金バリューインベツトメンツ株式会社(NVIC)常務取締役兼最高投資責任者(CIO)の奥野一成さんが監修した、こちらの書籍です。
奥野一成 監修『マンガでわかる お金を増やす思考法』(池田書店)
この本は、「お金を増やすには、お金の習性、人間の習性を逆に利用することが必要です。すなわち、お金が集まってくるところに、先回りして待ち伏せする『持続的な構造』を作ることです。」と提唱している本です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.生涯収入を最大にするジブン・ポートフォリオ
2.余裕資金で金融投資を始めよう!
3.企業型DC、iDeCo とNISAを活用する!
この本の冒頭で著者は、「大きな利益を継続的に上げることのできる企業は、顧客や社会の課題を解決する偉大な企業です。そういった企業のオーナーになることこそが、お金を長期的に増やす王道だと考えています。」と述べています。
本書の前半では、「生涯収入を最大にするジブン・ポートフォリオ」について、以下のポイントを説明しています。
◆ ジブン・ポートフォリオとはバランスシートで、自分資産と金融資産に資産が分かれる
◆ 自ら問題を発見して行動できる「労働者2.0」を目指す
◆ お金は「ありがとう」のしるし
◆ 会社の利益は、「顧客・社会の問題解決」の対価
◆ 20代はとにかく「自己投資」に注力
◆ 自己投資は、①付加価値、②競争優位性、③好きで長く続けられる、の3つの観点で
◆ 誰でも持っている、①時間、②お金、③才能、という3つの資産
◆ あなただけのジブン・ポートフォリオをつくる
この本の中盤では、「余裕資金で金融投資を始めよう!」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 金融投資はオーナーとして自分の代わりに優れた企業に働いてもらうこと
◆ 金融投資も、①付加価値、②競争優位性、③長期的な潮流に合う、の3つの観点
◆ 投資を開始するベストタイミングは、今すぐ
◆「長期投資=永久」が、私の投資の基本
本書の後半では、「企業型DC、iDeCo とNISAを活用する!」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 金融投資は非課税の制度を利用する
◆ 企業型DC、i DeCo、NISAの活用
◆ 転職・退職時は必ず移行手続きをする
◆ 投資信託に長く積み立て投資をする
この本の締めくくりとして著者は、「お金はありがとうのしるし」というお金の原則から始まる成長機会、投資機会を捉え、自ら考える「労働者2.0」になって、誰でも活躍できると述べています。
あなたも本書を読んで、「お金を増やす思考法」を学び、「生涯収入を最大化」してみませんか。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
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では、今日もハッピーな1日を!【3217日目】