「認知症は、なってからできることと、なる前に予防はまったく違います。」「認知症は予防が9割。こう言ってしまっても、まったく言い過ぎではないんです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、神戸大学医学部医学科卒業、藤田医科大学病院の救急総合内科にて救命救急・病棟で勤務、現在は内科医、Preventive Room株式会社代表の森勇磨さんが書いた、こちらの書籍です。
森勇磨『認知症は予防が9割 ボケない7つの習慣』(マガジンハウス新書)
この本は、これからの人生を1日でも長く、家族や友人と、自分の足で、五感を感じて、元気一杯で生活できるように、認知症予防のすべての知識を詰め込んだ書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.認知症は治らない
2.絶対に見逃してはいけない!「いつもと違うちょっと変な感じ」が認知症のサイン
3.科学的に正しい認知症リスクを下げる7つの習慣
4.認知症の種類と脳の仕組みを知ろう
5.もし認知症になったら?早期発見が人生の航路を決めてくれる
この本の冒頭で著者は、「知識だけではなく、実生活の中でどのような対策をしていくべきなのか、具体的な方法についても分かりやすく紹介しましたので、今日から取り組んでほしい内容ばかりです。」と述べています。
本書の前半では、「認知症は治らない」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 脳は最後の砦。一度壊したら医者でも治せない
◆ 認知症は病気ではなく、日常生活に困る症状
◆ 認知症は治る病気ではない
◆ 認知症が予防できることを知らない
この本の中盤では、「絶対に見逃してはいけない!「いつもと違うちょっと変な感じ」が認知症のサイン」および「科学的に正しい認知症リスクを下げる7つの習慣」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 認知症は病識がないことが大前提
◆ 認知症のサインは人生への不安
◆「自分がいつ、どこで、誰といるかを把握する能力」が見当識
◆ 認知症の世界は認知症の人にしかわからない
◆ 認知症リスクを下げる習慣:➀耳を大事にする、②人とコミュニケーション
◆ ➂毎日8000歩歩く、④「地中海食」中心の食生活に
◆ ⑤7時間睡眠をとる、⑥禁煙する、⑦頭への衝撃をなくす
◆ 歯周病の怖さと、肥満もリスクになる
本書の後半では、「認知症の種類と脳の仕組みを知ろう」および「もし認知症になったら?早期発見が人生の航路を決めてくれる」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 認知症は3段階:➀脳に疾患、②認知機能が損なわれる、③生活機能が障害
◆ もの忘れと認知症は違う
◆ アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型の特徴
◆ 認知症予備軍MCI
◆ 認知症もどき(ビタミン不足、ホルモン不足、うつ病
この本の締めくくりとして著者は、「認知症とともに生きる覚悟は誰しもにとって必要である」と述べています。
貴方も本書を読んで、認知症を予防する7つの習慣を実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3120日目】