「せっかくいいアイデアがあるのに、お金がない」と考えて一歩が踏み出せないあなたのために、問題を解決して夢やアイデアを実現する仕組みがある、と提唱している本があります。
本日紹介するのは、海外進出する日本企業や個人をサポートする板越ジョージさんが書いた、こちらの書籍です。
板越ジョージ『日本人のためのクラウドファンディング入門』(フォレスト新書)
この本は、次のように考えて、夢の実現を諦めかけている人に向けて書かれました。
◆ いいアイデアがあるのに、お金がない
◆ マーケットが小さいから実現しない
◆ リスクがありそうで、一歩が踏み出せない
◆ こんな小さな夢なんて叶うわけがない
実はこうした考えで諦めていた夢を実現する仕組みが「クラウドファンディング」です。しかも、お金だけでなく、応援者、技術、販路、メディアPR、信用も手に入れることが可能なのです。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.クラウドファンディングとは何か?
2.日本人のためのクラウドファンディング
3.クラウドファンディングをやってみたいと思ったら
4.クラウドファンディング成功のポイント
5.クラウドファンディングでよくある質問
この本の冒頭で著者は、クラウドファンディングとは、「不特定多数の人から、インターネットを通して少額ずつお金を集める仕組み」と説明しています。
クラウド(Croud)とは、「群衆」という意味で、よく間違われる「クラウドコンピューティング」などで使うクラウド(Cloud)とは違います。こちらは「雲」という意味です。
クラウドファンディングには、①購入型、②寄付型、③金融型の3種類がありますが、日本では東日本大震災の直後に、この仕組みが本格的にスタートしたためか、寄付型のイメージが強くあります。
しかしながら、クラウドファンディングの主流は、「購入型」であり、この本でも「購入型」を中心に説明がなされています。
続いて本書では、日本人に最適なクラウドファンディングの利用方法や、「クラウドファンディング成功のポイント」が述べられています。
クラウドファンディングの成功には、まず運営サイト選びが重要になります。サイトのチェックポイントは以下の5点です。
1.手数料の違い
2.入金のタイミング
3.決済方法の違い
4.調達方式の違い
5.特徴
そして次に大切になって来るのが、企画書の書き方です。クラウドファンディング企画書の書き方には、次の4つのポイントがあります。
1.タイトルの設定
2.プロジェクトの概要
3.目標金額の設定
4.リターンの設定
この中でとくに「タイトルの設定」が、成功の9割を握る、と言われるくらい、タイトルは重要になってきます。
また、目標金額は高過ぎても低過ぎてもダメで、最低限必要な経費から算出して決めます。
そして、クラウドファンディング(略して、クラファン)には、「1/3の法則」があり、最低1/3は、自分の直接の友人知人からお金を集めなくてはいけない、ということです。
成功したプロジェクトはみんな、そうなっているそうです。
また、以下のようなポイントもぜひ、押さえておきたいところです。
◆ 支援者リストを作成する
◆ 支援者が喜ぶリターンを工夫して設定する(魅力的でお得感のあるリターン)
◆ 期間は45日間が最も成功する期間
◆ 公開するための「下準備期間」を設ける
◆ コミュニティを探す、作る
◆ 最初の3日間と最後の5日間にヤマが来る
◆ できるだけイベントに参加する
◆ 最初の拡散はSNSとネット記事
この本の最後には、クラウドファンディングでよくある質問とその回答が整理して掲載されています。おそらくここを読めば、ほとんどの疑問点は解決するでしょう。
あなたも本書を読んで、クラウドファンディングに挑戦してみませんか。
私、大杉潤は、「まちの本屋」再生プロジェクトとして、クラウドファンディングにより、読書交流会とトークショー・イベントを開催しています。
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では、今日もハッピーな1日を