書評ブログ

『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』

普通の主婦が、人を殺めて服役中の無期懲役囚と文通を始め、高校生の娘や中学生の息子手紙のやり取りを通して勉強法を教わった記録の本があります。

 

 

本日紹介するのは、無期懲役囚として服役中美達大和さんと、手紙をやり取りする山村サヤカ&ヒロキのふたりの子供が書いた、こちらの書籍です。

 

 

美達大和山村サヤカ&ヒロキ『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』(プレジデント社)

 

 

この本は、知的すぎる無期懲役囚から教わった、99.99%の人がやらない成功法則が、手紙のやり取りの形で記されている書です。

 

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

 

1.はじめに 私はなぜ、無期懲役囚と文通をはじめたのか [友美]

 

2.人が美しく、羽化するために。

 

3.頭のよさとは、何だろう?

 

4.死刑でも構わないと思いました。

 

5.99.99%の人は、自分に甘いです。

 

6.おわりに [ヒロキ][サヤカ][美達]

 

 

 

この本は、刑務所内で自由になる時間17:00~21:00の1日に4時間しかない、無期懲役囚美達大和さんが、月に100~200冊の本を読み、そこから学んだエッセンス、人生で大切なこと成功するための勉強法を、女子高生サヤカと、男子中学生ヒロキの二人に、手紙の返信の形で教えている記録です。

 

 

 

手紙の中には、心に響くメッセージが数多くありますが、ここではとくに私の感性に、強く届いた言葉を以下に紹介します。

 

 

◆ 変われます。私が保証します。

 

◆ はじめから自信のある人はいません。

 

◆ 自信とは、何かをやり抜いたとき、やり遂げたときにでてくるものです。

 

◆ 人間に大切なことは、頭のよさではばく、やり抜く、イヤなことでも決めたら続ける意志の強さです。

 

◆ 地道に続けていると、ある日、急にパーッとわかるとき、成長したなと感じるときが来ます。

 

 

◆ 続ければ、結果はついてきます。

 

◆ 大事なのは「小さなことをやり続ける」ことです。桜のように淡々とやればいいのです。

 

◆ 存在しない不安や心配について悩んだり、時間を使ったりすることは無駄です。

 

◆ 脳は入力された情報を処理するときに、「仮説立証型」といって、「できると確信する」と、解答を引き出そうとフル稼働します。

 

◆ 「できるんだ!」と確信したことは必ずできるようになるのです。

 

 

◆ やるか、やらないか、やり抜けるかは、頭のいい悪いより、習慣の力だと知ってください。

 

◆ 自分を縛っているものは他のことではなく、自分自身の思考なのです。

 

◆ 考え方を変え、行動すれば結果は変わるのですから、それを信じて生活してください。

 

◆ 人間にとって大切なのはIQの高さより、勤勉性・真面目さ・自分との約束を守る心です。

 

◆ この3つを貫けば、必ずあきらめないで続ける力、そして続ける習慣が身につきます。

 

 

◆ 日頃の生活パターンや態度が、自分の本当の姿だということに気づいてください。

 

◆ 孤独の時間というものは、自分の内心と話したり、己をよく見たりできる貴重な時間です。

 

◆ 将来頭角を現すのは、自分の目標に向かって、日々、着実に行動ができる人です。

 

◆ いつも順調に伸びるのは初歩の間しかない。不調の時にどうするかが、その人の成果と人生を決めるのです。

 

◆ 人の才能とは、「頭の良し悪し」ではなく、「目標に向かって取り組み続けられる力」だ。

 

 

◆ 子どもの頃から何かに精一杯取り組んだこと、努力したことがないために、自分が持っているはずの能力を使わないまま人生を終えてしまう人が多い。

 

◆ 子ども時代からの習慣や考え方は、よほどのことがない限り、大人になってからは変えられません。

 

◆ 本当はもっと自分の力を生かせる人生があるのに、それをできずに生きている人がたくさんいます。

 

◆ 自分がこうしたい、あれをやりたいと考えたことを、やりもしないであきらめてしまうことは、何ともさびしいことです。

 

◆ 計画を立てるまでは誰でもできます。結果を決めるのは「続ける」という行為にかかっています。

 

◆ どんな人でも続ければ結果は出ます。

 

 

私は、人生を変えるのは、①人生をかけてどうしても達成したい目標を設定する、②目標に向けた行動を始める、③その行動を、目標を達成するまで続ける、という3つの力だと、確信しています。

 

 

この本は、それを分かりやすく語りかけて教えてくれます。私が本書に辿り着いたきっかけは、ビジネス書を1,000冊以上、出版している中谷彰宏さんの、次の言葉です。

 

 

したい人、10000人

始める人、100人

続ける人、1人

 

 

また、この「継続する力」「習慣の力」は、作家の外山滋比古さんが紹介する、次のイギリスの諺を連想させます。

 

 

Habit is Second Nature.(習慣は第二の天性なり)

 

 

また、経営コンサルタント石原明さんが提唱する、ものごとを成就したり、マスターしたり、成功に到達するには、かならず努力しても上達しない踊り場があって、ある日突然、ブレイクスルーが訪れる、という「成功曲線」も同じことを述べています。

 

 

そして、考え方を変え、行動すれば結果は変わる、というのは、アチーブメント青木仁志社長が、ずっと研修で伝え続けている「選択理論」そのものです。

 

 

アメリカの心理学者・ウィリアム・ジェームス次の言葉も、同じことを伝えています。(ヒンドゥー教の教えにもある)

 

 

心が変われば、行動が変わる

行動が変われば、習慣が変わる

習慣が変われば、人格が変わる

人格が変われば、運命が変わる

 

 

最後に、アメリカで90歳以上の老人に聞いたアンケートを紹介します。

 

 

「90年の人生を振り返って、唯一後悔していることは何ですか?」

 

 

何と、90%の人が、同じ答えでした。それは、

 

 

「もっと冒険しておけばよかった。」

 

 

ポジティブで有名なアメリカ人でさえ、「できない」と考えて、チャレンジする前から諦めてしまう人が何と多いことでしょうか。

 

 

あなたも本書を読んで、人生で最も大切なことを学んでみませんか。

 

 

 

私、大杉潤は、「まちの本屋」再生プロジェクトとして、クラウドファンディングにより、読書交流会トークショー・イベントを開催しています。

 

 

ぜひ、一緒に「まちの本屋」を応援しませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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