書評ブログ

『何歳からでも間に合う初めての投資術ー銀行預金しかないあなたのための』

「老後資金2000万円では全然足りない!」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、1977年生まれ、マネーセージ執行役員として、老後破綻を招かないための資産形成術を伝授、多くの起業サポートを手がけ、様々なビジネス・経済誌に寄稿、毎日新聞公式ポッドキャストに出演する経済アナリスト、心理カウンセラー佐藤健太さんが書いた、こちらの書籍です。

 

佐藤健太『何歳からでも間に合う初めての投資術ー銀行預金しかないあなたのための』(ワニブックスPLUS新書)

 

この本は、老後の暮らし方や働き方、資産運用や年金のもらい方、節約・節税などについて、あらゆるデータを分析した上でシミュレーションし、「老後の勝ち方」を示すものです。

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

1.ある一家の老後破綻

2.「想定外」を想定した人生100年時代のマネープラン

3.手元の預金にしっかり働いてもらう方法

4.「80歳の壁」を超えるための新常識

5.意外な盲点!「マネーの種」を見逃すな

6.増える!もらえる!チリツモ資産形成術

7.” 本当にゆとりのある老後生活 ” を送るために

 

この本の冒頭で著者は、「マネーに関しては『何もしない』ことが最大のリスク」と述べています。

 

 

本書の前半では、ある一家の老後破綻」および「想定外を想定した人生100年時代のマネープラン」について、以下のポイントを説明しています。

 

◆「老後の勝ち方」にこれまでの常識は通用しない

◆ マネーにも「勝ち筋」がある

◆「負けない戦い方」とは、老後リスクの見える化と準備、計画、実行

◆ ライフプランニングをやっている人は少数

 

◆ キャッシュフロー表、ライフイベント表で「資産の見える化」

◆ ライフプランは「想定外の支出にいかに対応するのか」という設計図

◆ 介護離職は年間10万人という現実

◆ 年金の繰り下げ受給はお得、但し「長生き」が必須

 

 

この本の中盤では、手元の預金にしっかり働いてもらう方法」および80歳の壁を超えるための新常識」について解説しています。主なポイントは次の通り。

 

◆ ほったからしでも大きい! 運用の「複利効果」

◆ 長期運用なら「再投資型」の投資信託を

◆ オススメは投資信託でNISAを活用

◆ 60代、70代は改めて資産運用と向き合うべきタイミング

◆ 使い方次第で年金より頼りになる NISA と iDeCo

 

◆ 保険を見直すタイミングは5回ある

◆ 熟年離婚は最悪の「離婚貧乏」を招く

◆ 終の棲家は見栄えより実を取れ

◆ 手取り収入に対して20~30%が適正家賃

◆ トレンド化しつつある「新・地方移住」

 

 

本書の後半では、意外な盲点!マネーの種を見逃すな」「増える!もらえる!チリツモ資産形成術」および” 本当にゆとりのある老後生活 ” を送るために」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆「定年後もタワマン」はリスクあり、早めに売ろう

◆ ノスタルジーより老後資産、現状に合わないマイホームは売却

◆ 個人事業主になれば大幅節税も可能

◆ 意外なほど売れる「ネットフリマ」の活用

◆ ふるさと納税は一挙両得、使わない手はない

 

この本の締めくくりとして著者は、「自分自身が働くことも大事だけども、資産運用で『お金に働いてもらう』ことも重要な時代に入っている」と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、「何歳からでも間に合う投資術」を学び、すぐに実践してみませんか。

 

 

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

では、今日もハッピーな1日を!【3130日目】