「企業分析は人生の一般教養です。」「企業分析の専門家でなくても証券アナリストと同じことはできるのです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、明治大学経営学部卒業後、日本経済新聞グループのラジオたんぱ(現・ラジオ日経)に入社、その後米国ウィスコンシン州ワパン高校教員を経て東洋経済新報社に入社し、様々な業界を取材して、現在は経済ジャーナリスト、東洋経済新報社編集局編集委員、明治大学講師、拓殖大学客員教授の田宮寛之さんが書いた。こちらの書籍です。
田宮寛之『ビジネスエリートが実践している 教養としての企業分析』(自由国民社)
この本は、「企業分析の仕方」を身につけることで「明日の日本をつくる企業」が見えてきて、ビジネス、投資、購買、就職・転職などに活かせるようにするために書かれた書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.企業を知るための基礎知識
2.ビジネスエリートは知っている!有望企業の探し方 <新聞・TV・証券アナリスト>
3.ビジネスエリートは知っている!有望企業の探し方 <会社四季報・就職四季報>
4.成長業界・企業を見つけるポイントとは?
5.お金とキャリアと企業
この本の冒頭で著者は、「四季報は難しくありません。読み方がわかれば読むのが楽しくなります。」と述べています。
本書の前半では、「企業を知るための基礎知識」について、以下のポイントを説明しています。
◆ ベンチャーとスタートアップは違う
◆ 老舗企業は前向きな失敗に寛容
◆ 老舗企業は本業重視で財テク禁止
◆ 上場しない大手企業もある
この本の中盤では、「ビジネスエリートは知っている!有望企業の探し方 <新聞・TV・証券アナリスト>」および「ビジネスエリートは知っている!有望企業の探し方 <会社四季報・就職四季報>」について解説しています。主なポイントは次の摂り。
◆ 情報収集の基本は新聞を読むこと
◆ 記事を読むのが負担なら、見出しとリードだけ
◆ 経済面の見出しは全部読む
◆ 日経平均株価は日本経済の好不調を表すバロメーター
◆ 企業分析の基本は、①営業利益率、②従業員1人当たり売上高、③ROE、④ROA
◆ 会社四季報は、客観的な情報
◆ 四季報の営業利益、平均年収、海外売上比率をチェック
◆ 四季報で会社の最高実力者を知る
◆ 自己資本比率は高い方がいい
◆ 倒産の可能性が高い会社もわかる
◆ 就職四季報も参考になる情報が満載
◆ 女性が働きやすい会社もわかる
本書の後半では、「成長業界・企業を見つけるポイントとは?」および「お金とキャリアと企業」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 成長企業を見つけるポイントは、①ウイルスとの闘いと共存
◆ ②世界的な人口増加
◆ ③国内の人口減少と高齢化
◆ ④環境問題の深刻化
◆ ⑤防災・復興
◆ 投信は買わない
◆ 株は1株単位で買える
◆ 投信は手数料が高い
◆ 株式購入で企業を見る目を養う
◆ 株もFXも湯融資金でやる
あなたも本書を読んで、自ら企業分析をして、会社を見る目を養っていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3097日目】