「心は鍛えるものではなく、“ 整える ” もの。安定した心を装備することで、常に安定した力と結果を出せる。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、ワールドカップ・サッカーの元日本代表キャプテンを務めた長谷部誠さんが書いた、こちらの本です。
長谷部誠『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』(幻冬舎文庫)
この本は、中学、高校と各年代の日本代表に選ばれなかった著者が、なぜ日本代表に選ばれ、活躍してワールドカップでキャプテンとしてチームをまとめることができたのか、という答えを記した書です。
本書の冒頭で著者の長谷部さんは、次のように結論を述べています。
「僕のキーワードは “ 心 ” です。僕は “ 心 ” を大切にしています。スポーツ業界で言われるメンタルという言葉で言い換えてもいいです。」
著者にとっての「心」は車で言えば「エンジン」で、ピアノで言えば「弦」で、テニスで言えば「ガット」だ、と言います。
つまり、「強くする」というよりも、「調整する」、「調律する」と言う方がピッタリとくる感覚です。
本書は以下の10部構成から成り、その中で著者が心を整えるために実践してきた「計56の習慣」を紹介しています。
1.心を整える
2.吸収する
3.絆を深める
4.信頼を得る
5.脳に刻む
6.時間を支配する
7.想像する
8.脱皮する
9.誠を意識する
10.激闘のアジアカップで学んだこと
本書の中で紹介されている「心を整える」ための習慣は、多くはビジネスや人生全般にも当てはめることができるものです。
私がとくに共感し、実際に実践もしている習慣を、以下に紹介します。
◆ 意識して心を鎮める時間を作る
◆ 整理整頓は心の掃除に通じる
◆ マイナス発言は自分を後退させる
◆ 集団のバランスや空気を整える
◆ 常にフラットな目線を持つ
◆ 運とは口説くもの
◆ 読書は自分の考えを進化させる
◆ 読書ノートをつける
◆ 音楽のチカラを活用する
◆ 指揮官の立場を想像する
◆ 他人の失敗を自分の教訓にする
◆ 変化に対応する
◆ 眼には見えない、土台が肝心
◆ 感謝は自分の成長につながる
◆ 笑顔の連鎖を巻き起こす
この中でとくに私が興味を持ったのは、長谷部選手の読書についてです。本書で著者が推薦する書籍を最後に紹介しておきます。
あなたも本書を読んで、「心を整える」習慣を身に付けてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を