「誰も語らなかった “ 起業のリアル ” を体感し、覚悟を決めて起業しよう!」と呼びかけている本があります。
本日紹介するのは、株式会社日本デジタル研究所を経て独立し、現在は業務系クラウドシステムでは国内最大級のメーカーとなった株式会社フリーウェイジャパンの代表取締役・井上達也さんが書いた、こちらの書籍です。
井上達也『起業を考えたら必ず読む本』(明日香出版社)
この本は、著者の井上さんが創業したのち、経営が軌道にのるまでに経験したこと、そこで身につけた知恵などを包み隠さず、伝えるために書かれました。
つまり、創業25年を迎えた著者が、今まで培ったノウハウをすべて教えるつもりで書いた、ということです。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.起業を思い立った時にすること
2.会社を辞める前にしておくこと
3.会社の設立、本に書かれていないこと
4.会社を作ってはじめにやること
5.起業後の会社経営とは?
6.起業家の失敗例を知る
7.熟年起業について考える
8.起業して成功するためのヒント
本書の冒頭で著者は、「起業は持っているお金でスタートする」ことを勧めています。
なぜなら、ビジネスは水モノで、世の中の流れやITの進化、法律の変更により、ビジネスはどんどん変化していくからだ、ということです。
最初から、「俺がやる事業はこれしかない」と決めてしまう人は、社会の変化に対応できず、最終的にビジネスの世界から退場させられてしまうかもしれない、と著者は言います。
つまり、やりたいことがお金になるとは限らないのです。ともすると忘れがちなのですが、事業とは、「お金を払ってくれる人がいるかどうか、どこの誰に売れるのか」が重要なのです。
次に、成功している会社には、きちんとしたビジネスモデルがあることを説明しています。
ここで言う、「成功するビジネスモデル」とは、他と異なるコンセプトというか、収益のしくみという意味のビジネスモデルです。
続いて、この本では、「会社を辞める前にしておくこと」、「会社の設立について」、「会社を作ってはじめにやること」など、起業する人にとって知りたいことが、すべて解説されています。
本書の後半では、会社経営の実際や、失敗した起業家の実例などが記されていて参考になります。
またさらに、私自身もそうでしたが、いわゆる「熟年起業」についても考察しています。
私の場合は、「定年前起業」という形で、これを推奨しているのですが、この本では割と慎重なトーンで書かれています。
例えば以下のような留意点を指摘しています。
◆ 何歳まで会社を経営するか、終わりを決めておく
◆ 昔の肩書は通用しない
◆ 経営がうまくいっていない人とビジネスをしない
◆ 友達や同僚と起業しない
◆ 趣味は商売にならない
本書の最後には、起業して成功するためのヒントが記載されていて、有益です。
あなたも本書を読んで、起業を真剣に考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を