「一生一社で働くことが非常に難しい時代になってきています。ビジネスの世界は今、空前の『個の時代』にシフトしています。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、慶應義塾大学卒業後、新卒でサイバーエージェントに入社、グループ会社 CA Beat を立ち上げ、シロクの取締役営業本部長を経て、27歳で独立起業、YouTube事業などを立ち上げ、4度のM&Aをすべて上場企業へ実行した連続起業家、キャリア教育研究家、DORIRU株式会社代表取締役、慶應義塾高校教師(ビジネス実践講座)の福山敦士さんと、横浜国立大学を中退、日本映画学校を卒業、編集プロダクション、高層ビルの施設警備員を経て出版社に転職、100冊以上の本を手がけたが独立起業を決意したブックライター、書籍編集者の堀田孝之さんが書いた、こちらの書籍です。
福山敦士・堀田孝之『人脈もお金もゼロですが、社畜で生きるのはもう限界なので「起業のやり方」を教えてください!』(明日香出版社)
この本は、出版社の会社員である堀田さんに「凡人のための起業術」を福山さんがレクチャーしていきながら、実際に堀田さんが独立起業していく流れを追っていくことで、人生を自分の生きたいようにデザインできる本です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.起業のイメージをアップデートしよう
2.起業を決断してスタートダッシュせよ
3.刺さる自己紹介、効果的な目標設定を
4.新商品・サービスのつくり方
5.新商品・サービスの値づけと売り方
6.会社を組織化して成長させる
7.上場をするか、M&Aをするか
この本の冒頭で著者は、「起業に関する前提知識がほとんどない人が、本当に自力で起業するために必要な情報を漏らさずお伝えしていきたい」と述べています。
本書の前半では、「起業のイメージをアップデートしよう」および「起業を決断してスタートダッシュせよ」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 起業は1つのプロジェクト
◆ 起業は自分をリブランディングできるチャンス
◆ 起業のアイデアは「見つける」のではなく、「決める」
◆ 未来年表で人生の全体像をつかむ
◆ 挑戦はYKK(やって、感じて、考える)で突き進む
この本の中盤では、「刺さる自己紹介、効果的な目標設定を」「新商品・サービスのつくり方」および「新商品・サービスの値づけと売り方」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 自己紹介用の名刺、パワポ、URLを用意する
◆ 自分の努力だけで達成できる行動目標を用意する
◆ 常に目標は「気持ち高め」がいい
◆ 人を雇う前にチームをつくる
◆ レッドオーシャンで勝つには発想力が必要
◆ 自分のスキルやノウハウを別業種に活かす
◆「お客さんの困りごと」を探すのが、起業の種になる
◆ お客さんの潜在的な「不」をリサーチする
◆ 機能価値と感情価値の違いを知る
◆ サービスには3つの価格帯を用意する
◆ 人は「フルパック」でお得な気持ちに
◆ 紹介営業の数珠つなぎで顧客候補を増やす
本書の後半では、「会社を組織化して成長させる」および「上場をするか、M&Aをするか」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 創業期の社員は「言うことを聴く人」を採用する
◆ チームをつくるときは、ルールもセットで
◆ 社長は「重要度が高く、緊急度が低い仕事をする
◆ 社長は常に「視座を高く」する
◆ まずは」上場のルールを把握する
◆ 上場にはメリットとデメリットがある
◆ M&Aの仲介会社やマッチングプラットフォームに登録する
◆ 起業とM&Aは、人生を切り拓く武器になる
あなたも本書を読んで、「凡人のための起業術」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3164日目】