「数字は正直です。会社の状況をはっきりと示してくれるのが決算書です。会社の悪いところ、改善すべきところを、数字が教えてくれるのです。」と、提唱している本があります。
本日紹介するのは、民間企業や東京都商工指導所などを経て、公認会計士、税理士として、中小企業の経営・計理指導のほか、各種研修会講師として活躍する石島洋一さんが書いた、こちらの書籍です。
石島洋一『決算書がおもしろいほどわかる本』(PHP研究所)
この本は、決算書のことを知りたいという読者の気持ちと、何とか理解してもらいたいという著者の熱意が、ピッタリ一致して最高の効果が得られる書になっています。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.「決算書」って何だ?
2.損益計算書のポイントは5種類の「利益」だ!
3.貸借対照表「資産の部」は資金の運用方法を示す
4.貸借対照表「負債・資本の部」は資金の調達方法を示す
5.「個別」と「連結」はどこが違うか
6.実際に経営分析をしてみよう-ダイエーとイトーヨーカ堂の場合
7.キャッシュ・フロー計算書による資金増減の分析
8.エピローグ-新たな評価指標を求めて
本書の冒頭で著者は、「決算書は全社員の必須知識だ。」と述べていて、「私は知らない、では済まされない。」と、指摘しています。
次に、「決算書には二つの顔がある」として、儲けを扱う損益計算書と、財産を扱う貸借対照表を、それぞれ説明しています。
さらに、「損益計算書と貸借対照表がわかれば決算書は理解できる。」と記していて、決算書の働きは以下の二つだ、と説明しています。
◆ その会社が1年間にいくら儲かったか
◆ その結果、財産はいくらになったか
以上の基本をしっかりと押さえたうえで、本書では、決算書の個別の項目について、丁寧に説明が記されています。
この本は、現在の「決算書ブーム」の火付け役とも言われるベストセラーで文庫本も含めて50万部を超える売れ行きを上げました。
あなたも本書を読んで、「決算書」の基本を、理解してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を