「還暦後も20年以上の人生がある。余生かも知れないが、それを楽しく充実した形ですごしたいと多くの人が思っているはずだ。」と述べて、還暦後からの人生戦略を孤独、人間関係、働く意味、お金、学び、死との向き合い方などの観点から実践的なヒントを提示している本があります。
本日紹介するのは、1960年東京都生まれ、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省、在ロシア連邦日本国大使館勤務、その後本省で主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍、2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年に有罪確定(執行猶予付き)、現在は作家として活動している佐藤優さんが書いた、こちらの書籍です。
佐藤優『還暦からの人生戦略』(青春出版社)
この本は、佐藤優さんが還暦を迎えて、前著『50代からの人生戦略』(青春出版社)の続編として刊行された書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.還暦からの「孤独」と「不安」
2.還暦からの人間関係とメンタル
3.還暦からの働くことの意味
4.還暦からのお金とのつき合い方
5.還暦からの学びと教養
6.還暦からの死との向き合い方
この本の冒頭で著者は、「還暦からの孤独と不安」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 再雇用による収入減少など環境の激変を受け入れる力が必要
◆ 50代までの生き方をシフトチェンジする
◆ 60歳になったら「守り強くする」こと
◆ ネットを活用できない60代は窮地に陥る
本書の前半では、「人間関係とメンタル」および「働くことの意味」について、次のようなヒントを提示しています。
◆ 人間関係は職場からコミュニティに(同窓会・地域の共助)
◆ パートナーとはあえて距離を置く
◆ 介護施設は自分の目で確かめる
◆ 認知症と誤認しやすい「高齢うつ」
◆ 体が動く限り働き続ける
◆「貯金が目減りしていくこと」が最大の脅威
◆ 還暦からの仕事は5パターン-➀正規雇用、②スペシャリスト、③非正規雇用、④趣味と興味の仕事、⑤ネット利用のスモールビジネス
◆ 仕事の楽しみや喜びを
この本の中盤で著者は、「お金とのつき合い方」および「学びと教養」について以下のポイントを述べています。
◆ 若者世代の「生活保守主義」を見習う
◆ 資産運用の主目的は「リスク分散」
◆ 年金の受給時期を考える
◆ 固定費削減には、公営住宅への住み替えも
◆ 目的を持った学びを
◆ 大学時代の教科書を読み直す
◆ オンラインを利用して学びの幅を広げる
◆ 真の教養とは物事を相対化する力
本書の後半では、「還暦からの死との向き合い方」について考察しています。著者が提示するポイントは以下の通りです。
◆ 平均寿命ではなく「健康寿命」が重要
◆「あと何年生きるか」を明確に想定する
◆ 健康と介護にどれだけお金をかけられるかを考える
◆ キリスト教と仏教の「死ととらえ方」の違い
◆ 尊厳死について考える
この本の巻末には付録として「佐藤優 × 池上彰の対談」が収録されています。「収入の複線化」や「仕事に継続性があること」というテーマは興味深いものです。
あなたも最高の人生に仕上げる ” 超実践的 ” ヒントが詰まった本書を読んで、「還暦からの人生戦略」を考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2559日目】