「幸運かどうかは、感情(=解釈)と、結果がもたらされる確実性(=確率)の話なのです。」「運気を上げるのは、なんらかの行動(そして結果の解釈)をすることが大事だということになります。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、熊本県生まれ、シカゴ大学言語学部博士課程修了、ヨーク大学ロースクール修士課程修了・博士課程単位取得満期退学、専門は司法におけるコミュニケーションの科学的分析である明治大学法学部教授、言語学博士の堀田秀吾さんが書いた、こちらの書籍です。
堀田秀吾『世界の研究101から導いた 科学的に運気を上げる方法』(飛鳥新社)
この本は、運気を上げる方法を「ラッキーアクション」と「ハッピーアクション」に分類し、その根拠となる世界中のさまざまな研究を一緒に紹介する書です。
本書は以下の2部構成から成っています。
1.幸運に巡り合う確率を高めるラッキーアクション
2.幸福度を上げるハッピーアクション
この本の冒頭で著者は、「ラッキーアクションとハッピーアクションは、どちらから行っても大丈夫です。」と述べています。
本書の前半では、「幸運に巡り合う確率を高めるラッキーアクション」について説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 自分の周りをハッピーでラッキーな言葉で埋め尽くす
◆ 現実的なポジティブ思考をする
◆ 目標は紙に書いて人に話す
◆ 体が先、脳が後なので、背筋をピンと伸ばす
◆ パワースポットを巡る、信じる力は最強
◆ 幸せが先、成功が後(=幸せな人が成功する)
◆ 自然の中でぼーっとするとアイデアが浮かぶ(脳の全体が活動する)
◆ 毎日、湯船につかると幸福感を高める
◆ 新しい挑戦を繰り返す、新しいものに飛びつく「新規探索性」
◆ 今自分に見えている選択肢がすべてではない
◆ 好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心の5つを意識して偶然を起こしやすくする
◆ 勝負服は「赤」
◆ 運の悪い人は「ほとんど魚がいない池」で釣りを続けている
◆ もっと釣れそうな場所に「引っ越し」をすれば偶然が起こり運が好転する
◆ 大前研一の「時間配分」「住む場所」「付き合う人」を変えるという教え
◆ 昼に美味しいものを食べて「雑談」する
この本の後半では、「幸福度を上げるハッピーアクション」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 週に1回、運動すると幸福度が上がる、運動し過ぎはダメ
◆ プランド・ハップンスタンス・セオリーの「人生を好転させる偶然」は、人脈を広げ、新しい経験を受け入れること
◆ 自然に触れると安心感と幸福考えられる(進化心理学)
◆ 他人のためにお金を使う、何かをする
◆ 幸福に必要なことは、心身が今に集中すること
◆ ハッピーな人と一緒にいる、ポジティブな友人を持つ
◆ 笑顔をつくる、コーヒーの香りを嗅ぐ
◆ 挫折も「最終的な幸福」に繋がる
この本の締めくくりとして著者は、「科学的に運気は上げられる」という立場である、と述べています。但し、科学に絶対はなく、「スピリチュアルを否定してはいけない」と説明しています。
とにかく「信じる者は救われる」し、「動くことでしか人生は変えられない」、「大切なのは行動すること」と強調しています。
あなたも本書を読んで、「科学的に運気を上げる方法」を学び、外的な運を良くする(幸運に巡り合う確率を高める)「ラッキーアクション」と、内的な運を良くする(幸福感を高める)「ハッピーアクション」を実践してみませんか。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
https://www.youtube.com/@user-kd3em9nm4q/featured
では、今日もハッピーな1日を!【3396日目】