「聴衆を魅了することにかけて世界一のコミュニケーターはスティーブ・ジョブズだ。」と言われています。
アップルの新製品発表会でのプレゼンテーションや、2005年にスタンフォード大学卒業式で行った “ Stay Hungry, Stay Foolish ! “ で締め括られた伝説のスピーチは、亡くなった今も語り継がれています。
本日紹介するのは、プレゼンテーションやコミュニケーションスキルを教えるコーチで、講演やセミナー講師としても活躍するカーマイン・ガロさんが書いた、こちらの書です。
カーマイン・ガロ『スティーブジョブズ 驚異のプレゼン』(日経BP社)
この本は、アップル創業者で一度退社後にCEOに復帰して、同社を株式時価総額ナンバーワン企業に育て上げたスティーブ・ジョブズのプレゼンについて、詳しく分析をして「人々を惹きつける18の法則」として整理した書です。
本書は以下の3部構成にて演劇の上演風に書かれています。
1.ストーリーを作る
2.体験を提供する
3.仕上げと練習
まず、最初の「ストーリーを作る」では、以下の7シーンとして要点を整理しています。
◆ 構想はアナログでまとめる
◆ 一番大事な問いに答える
◆ 救世主的な目的意識を持つ
◆ ツイッターのようなヘッドラインを作る
◆ ロードマップを描く
◆ 適役を導入する
◆ 正義の味方を登場させる
次に「体験を提供する」では、次の6シーンとして整理しています。
◆ 禅の心で伝える
◆ 数字をドレスアップする
◆ 「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
◆ ステージを共有する
◆ 小道具を上手に使う
◆ 「ウッソー!」な瞬間を演出する
最後の「仕上げと練習」では、以下の5シーンを留意点として打ち出しています。
◆ 存在感の出し方を身につける
◆ 簡単そうに見せる
◆ 目的に合った服装をする
◆ 台本を捨てる
◆ 楽しむ
以上の18シーンからなるジョブズの演劇手法は、計算し尽くされ、周到な事前準備と訓練に裏付けられたノウハウとなっています。
したがって、これら計18シーンから成る「ジョブズ流プレゼン」は、そのまま「人を惹きつけるプレゼン」の極意として活用できます。
そうしたことが、本書が「プレゼンのバイブル」として、数多くのビジネスパーソンに読まれている理由でしょう。
プレゼン指導の専門家が、現代のトップ・プレゼンターとして評価の高いスティーブ・ジョブズの手法を分析し整理した本書を読むことは、多くの示唆を得ることになるでしょう。
あなたも本書を読んで、「人を惹きつけるプレゼン」のエッセンスを学んでみませんか。
速読法・多読法が身につくレポート 『年間300冊読むビジネス力アップ読書法「17の秘訣」』 を無料で差し上げます。ご請求はこちらをクリックしてください!
https://jun-ohsugi.com/muryou-report
では、今日もハッピーな1日を